アコースティック・キティー
アコースティック・キティー(英・Acoustic Kitty)とは、1960年にCIAによって作成されたスパイである。故猫。
概要[編集 ]
選別段階[編集 ]
情報を制する者は世界を制する。そう考えたアメリカ政府は、絶対にスパイとバレないスパイの育成に励んでいた。そう、スパイアニマルである。動物なら人間と違い、疑われる心配はあまり無い。そこで人の身近な動物として、犬と鳥と猫が候補に挙がる。しかし鳥は必要な知能を有しておらず、犬は跳躍力に欠けるので候補から除外され、消去法で猫が残った。
実験経過[編集 ]
まずは猫の知能を強化する為に、チェスを習わせる事となった。これは実際にスパイ活動を行った際に、様々な予測外な状況に直面することが考えられる。そこでチェスを習わせる事で状況対応能力を底上げし、帰還能力、罠突破能力を限界まで高めようとした。しかし猫と話せる超能力者がたまたまいなかったために、チェスメニューは破棄された。
その後、片耳に小型マイクと振動発電装置が取り付けられ、尻尾にもアンテナと振動発電装置が埋め込まれた。振動発電装置は文字通り猫が歩くことで生じる振動や尻尾の動き、脈の動き、更に交尾時には大量の電力が発電できるので、猫が起きているときはCIAに映像を送ることができる。この手術には一匹の代表猫が選ばれ、数億円の費用が導入された。手術は無事成功し、電力の問題も猫用バイアグラが開発された事により解決された。
数ヵ月後、代表猫の実戦演習が開始された。演習内容はCIA局長が気になっている女性(13)と親しげに話している男性(11)の会話を盗聴してくるというものだった。この時、猫を訓練し続けていた研究員がこう口走ったという。「お前が先駆けとなるんだ。お前の力が証明されれば、アメリカの情報収集能力は格段に上がる。そうなれば、お前はまさに英雄だ。行ってこい!アメリカと、お前の栄光のために!」と。しかし猫は通り掛かったタクシーに轢かれ、死亡した。
後で考えてみると、この世界はたまたま政治的に重要な建物の中には猫がいない[1] 。あまりにも実用性に欠けるとの理由で、結局スパイアニマルの計画は税金の無駄遣いの烙印を押されてしまう。10億円がパアw
日本での極秘利用[編集 ]
アメリカでは廃止された計画だが、日本のある留置所で一人の男がこの計画を知り、計画を引き継ぐ形で新たなスパイアニマルを生み出した。そう、田代まさしである。考えてみては如何だろうか?普段身の周りを警戒している政府の人間でさえ、猫を警戒しようとは思わない。もっと小さい生物なら尚更だ。そこで田代は考えた。技術の進歩した今なら、更に小型の生物で同じ事をやれるのではないか?そして田代は出所後、留置所で知り合いになったねずみを数十匹を引きつれ、盟友植草一秀の元へと向かう。田代と植草は盗撮を完全にマスターしていたので、その興味は盗聴へと向かっていた。植草は知り合いの大学教授と共に最新型のマイクとアンテナをねずみ達に付けて、町中に散会させた。こうして複数のイヤホンと共に、今も田代と植草はあなたの生活音を楽しんでいる。
聞き耳ネコちゃん[編集 ]
かつてアコースティック・キティーは聞き耳ネコちゃんと呼ばれていた。聞き耳ネコちゃんとはアコースティック・キティーの変名であり、スパイらしく自らの名前を隠すためにこの名前を名乗っていたとされる。そもそもネコはしゃべれないので変名をつける意味はないのではという意見は数多くあったが、この計画が素晴らしいものだと信じて疑わなかったCIAに黙殺された。
ただ、この変名に騙されるバカはいたのだ。そう、ウィキペディア日本語版である。ウィキペディアは真実を伝えると言いながら、この間違った変名を4年近くも当該記事にタイトルとして掲載し続けた。実は変名であったという事実にほとんどのウィキペディアンは気がつかなかったのである。しかも、バカなウィキペディアを真似した出版社が聞き耳ネコちゃんの名を本に載せてしまい、それがこのスパイ猫の出典となってしまったのだ。これは自身が出典元になってはならないとしたウィキペディアが自ら禁忌を犯した瞬間となった。2010年8月にようやく聞き耳ネコちゃんが変名だと気付いたウィキペディアンが、盗聴ネコ計画と無難な名前に記事名を変え、11月にやっとアコースティック・キティーという本名にたどり着いた。なお、ウィキペディア英語版はこの日本語版の失態には関わっておらず、ちゃんと初めからアコースティック・キティーという本名を掲げていたことを本家本元の名誉のために付記しておく。
そういった意味では、アコースティック・キティーは自らの嘘をばらまきウィキペディアに大恥をかかせるという、アンサイクロペディアにとっては見事なスパイ稼業をやってのけてくれた可愛い聞き耳ネコちゃんである。
脚注[編集 ]
- ^ 例外は同盟国気取りのマヌケな島国の首相官邸だが、属国の機密情報にはバックドアが用意されているので、わざわざスパイ活動を行う必要はない。