缶詰
缶詰(かんづめ、英:Can)とは、局地戦闘によって、手入れのしにくい刃物の代替として、現地で殺傷能力のある刃物を作り出すために開発された簡易兵器。現在、一般的には保存食として用いられているが、これは1800年代初頭に、保存食の父とされるニコラ・アペールのアイディアを、イギリスのピーター・デュランが、缶詰に転用したことによる。現在では、本来の使用法が忘れられた道具の一つとしてよく引き合いに出される。「canに詰める」ということから「can詰め」、「缶詰」と変化していったのが語源とされている。
ここでは、缶詰の発達と、戦地での使用法を述べる。
缶詰(武器)[編集 ]
現在のものでは、刃物を失った、または、刃物を持ち込めない状況下で刃物が必要になった時使用され、製造後かなり経っても、(中身が食用に適さなくなっても)本来の機能を果たすことができる非常に信頼性の高いものとなっている。以下、一般的な缶詰の使用法について述べる。
プルタブ型[編集 ]
プルタブを引き抜く時には、特に気をつけなければならない。なぜなら、缶詰は簡易とはいえ刃物であるので、容易に使用者の身体を切り裂いてしまうからだ。このことが缶詰が敬遠されることの一番の要因であると考えられる。また、一気に引き上げなければ、きれいな刃を得ることができない。
完全密封型[編集 ]
- カンオープナーなどで上面を切り取りる。
- 手元に気をつけ、円形に切り取った面を落とさないように取り出す。
- 切り口に触れないように指で挟む。
- 手刀の要領で振りぬく。もしくは円盤投げの要領で投げる。
完全密封型はプルタブ型より切れ味が良くないが、剛性に優れる。
なお、缶詰の本来の使用法を忘れていない機関、例えば航空会社や軍隊では、持込を制限されることがあるので注意が必要である。またアメリカでは同時多発テロ以降、缶詰に対する規制が強化されている。
切断原理[編集 ]
缶詰の刃は、顕微鏡の解析結果により、微小な鋸状になっていることが確認されている。この構造により、対象物に接触した場合に、紙で手を切るのと同じような原理で対象物を切断することができると考えられている。また、一般的な缶詰の刃は、真円形になっているが、これは日本刀にも見られるように、対象物との接触面積を減らすことで、少ない力で大きな効果を得ようとする工夫の賜物である。以上により、缶詰の刃でできた切断面は、非常に鋭利な刃物で切られたものに酷似する事が分かってる。従って、切られた本人は、しばらくするまで、切断に気付かないことも多いといわれており、これによって処置が遅れ、致命傷になる場合ある報告されている。このため、非人道的兵器に指定すべきだとの声もあがっている。
歴史[編集 ]
1790年代後半、ナポレオンの脅威にさらされてきたイギリスに於いて、戦地で簡単に最高の状態で使える兵器で、持ち運びが簡易でかさばらない刃物として発明される。この当時の缶詰は現在のものと大きく異なり、専用の缶切りで鉄板を切り抜いて使うものだった。だがその当時は、試験的に演習に使われたものも、缶切りで殴ったほうが早いなどの批判を受け不評だった。当時はナイフ型の刃物よりも、サーベルなどの長剣が主流だったこともありあまり注目されなかった。むしろ、1804年に敵国フランスで発明された瓶詰め食料の問題点を克服するために、1810年にピーター・デュランによってその技術が流用されることになった。
その後、兵器としては忘れ去られることとなったが、1944年の太平洋戦争終戦間近で、物資も滞り有用な刃物も錆び付いた極限の状態で、目覚しい成果を発揮する。当時前線で戦っていたケレンズ・マッケーシー 軍曹の手記は有名である。以下、その手記を引用する。
- 1944年6月14日。まだ本国では夏に入っていないはずなのだが、この地は非常に暑い。けれど、日本兵の抵抗もそろそろ限界のはずだ。もうすぐ本国に帰る事ができるはずだ。
- 6月15日。大変なことが起こった。密林の中に残党狩りにいった何人かの兵士が、何者かに頸部を鋭利なナイフのようなものできられて死亡したらしい。生き残った兵士によると、日本兵と思われる兵士が、なにやら得たいの知れない金色の刃物を持って奇声を発しつつ、突っ込んできたらしい。
- 6月21日。ついに我々を苦しめた悪魔の正体がつかめた。死者20数名を出した犯人は、自動小銃でもなく、カタナとかいう日本の刃物でもなく、単なる缶詰の蓋であった。たしかにこれは金色に輝く円形をしているので、兵士たちの証言に合っている。こんな物で我々が恐怖のどん底に突き落とされるなんて何と滑稽なのだろう。
この他にも謎の刃物に対するケレンズの考察と、増えつづける犠牲者に対する恐怖が手記には綴られている。以上のように、極限状態にまで陥った日本兵によって、缶詰の刃は、最大限の効力を引き出されたこととなった。
戦後になってアメリカは、氏の助言を基に本格的な缶詰の改良に入る。その結果生まれたのが1959年に発明されたイージーオープンエンド(Easy Open End、EOEと略される)である。これによって従来必要とされてきた缶切りが不要となった他、刃の生成にも熟練の技術が不要となり、一般下級兵にも扱いやすい物となった。この画期的な発明により、「もはや缶詰の発明は死んだ」とまで言われ、現在ではもっぱら切れ味や、信頼性の向上に重点が当てられている。
缶詰の欠点[編集 ]
優れた切れ味を誇る缶詰だが、多くの欠点があることが知られている。
- 硬くてあけられない。(ゆとり教育のせいである)
- 特殊な形なので扱いづらい。
- というより開ける時に自分が怪我をする。
- ダサい、威力の割に威圧感が無いので、脅すには、鈍ったナイフのほうが役に立つ。
- 開封後錆びやすいため、すぐに切れ味が落ちる。
- 遠距離戦は全くできないため相手が刀等を所持していると非常に不利
- 証拠隠滅しにくい。
などの致命的な欠点はあるが、愛好家も多く、彼らは今まで食べた缶詰の刃を、錆びないように処理した後、保存している。
関連項目[編集 ]
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