紙幣
紙幣(しへい)とは本来貨幣の預り証の紙切れであるが、現在は専ら現物紛い詐欺の手段として使われる。
手口[編集 ]
現物紛い詐欺は以下のように行われる。
- まず、Aさんは銀行 aに貨幣10を預ってもらう。そのとき、預り証を貰う。
- Aさんはその預り証を持って行って八百屋さんで物を貰って代わりに、「これ銀行に持ってけば貨幣に変わるよ」と言って渡す。
- 一方銀行aは10の貨幣のうち9を1ヵ月間Bさんに貸し出す
- Bさんはその貨幣を銀行bに預ってもらい市場の肉屋さんに行って預り証9で肉を買って来る
- 一方銀行bは・・・
一ヵ月後
- Bさんは肉で料理をつくって売って貨幣と預り証あわせて11を得る
- Bさんは利子をつけてこれらをまとめて10を銀行aに返す
このようにして実際に存在する貨幣の数倍(10倍とも言われる)の物を引き出すのである。
もしこの1ヵ月の間に
- 八百屋さんが貨幣10くれ
と言った場合、銀行aはAさんが預けた10の貨幣そのものはほとんどBさんに渡したことなどおくびにも出さず他の人が預けた貨幣を何食わぬ顔をして出すと言うわけである。
詐欺の破綻[編集 ]
大抵の場合は、預けている人と引き出す人が同じぐらいいるので、銀行が「ごめんなさい、引き出せないんですT_T」などと言うことはない。
しかしながら、
- 「Bさんがお金を返さないせいで、銀行aの金庫ってスッカラカンなんだぜ」とかいう噂が流れた
- 銀行aが将軍様のお金を預っててアメリカから目を付けられてやばいから引き出した
- VIPで「凄い勢いで銀行aからお金を引き出すOFF」を開催した
場合などは、実際に金庫にある金の何倍もの金を預っているため、たちどころに真実が明らかになるのである。
しかし、この詐欺がバレるとみんなが困るので、様々な手段を使ってごまかしている。 主な手口は、
- 紙切れ自体を貨幣として扱ってしまう
- 本当は倒産させてお金を公平に分配させなければならないのに、無理矢理税金を突っ込んで救済
等である。
このようなバレるとまずい詐欺としては、他に年金がある。