秘密のケンミンSHOW
『ディスカバリー・エンターテインメント 秘密のケンミンSHOW 極』(ひみつのけんみんショー きわみ)とは、2007年 10月11日よりよみうりテレビ制作の日本テレビ系列で毎週木曜日21:00 - 21:54(一部地域を除く)に放送されているバラエティ番組である。司会は田中裕二と久本雅美。
概要[編集 ]
この番組は東京都を含まない全国46道府県の道府県外に絶対に知られたくない、この道府県ならではの恥ずかしい風習や文化経済などの遅れている所を暴露して、この番組を視聴している46道府県の住民や出身者に多大なトラウマを与える番組である。当然、毎週放送後には、取り上げられた道府県(週平均15道府県)の視聴者からは、「他の(都道府)県民に差別意識を植え付ける」や「自分の(道府)県に対する愛(道府)県心を無くしてしまう」「(道府)県の一部地域だけの恥ずかしい風習を全(道府)県民がやっていると思われる」「複数にまたがる(道府)県の恥ずかしい風習を一つの(道府)県のみの風習として取り上げている」などの苦情が放送倫理・番組向上機構(BPO)と日本テレビとよみうりテレビに殺到する。特に、春秋の改変期でなくても、わざわざ「ダウンタウンDX」を潰してまで突発的に放送されたり、『合体スペシャル』と称して、別撮りどころかセットも違うのに抱き合わせに使ったりする。ちなみにケンミンSHOWの司会のみのもんたや久本はDXには出るが、ダウンタウンは秘密を暴露されるのをおそれて、この番組への出演は頑なに拒否し続けている。46道府県が暴露の対象の2時間スペシャル番組「47都道府県スター50人が故郷の(秘)常識大激白!!みのもんた&久本の秘密のケンミンショー夜は○しろまる○しろまるおもいっきりイイ!!大カミングアウト祭り」の時には、苦情の電話でBPOと日本テレビとよみうりテレビの電話回線がパンクするほどである。この事から視聴者からは、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!やロンドンハーツなどよりもずっと子供に見せるべきでない番組である。」との評価を受けており、2008年日本PTA全国協議会調べの「子供に見せたくない番組」で初登場一位の座に輝かなかったことに疑問の声が、46道府県の観光協会から挙がっている。
なぜ、こんな番組が打ち切りにならずに10年以上も続いているのかと言うと、先ほどから東京都を含まない46道府県と言っている事から分かるように、東京都だけは暴露の対象から外れているからである。『県民ショー』なので都民である東京都が含まれないのは当然ではあるが、なぜか道民である北海道や府民である大阪府や京都府は含まれる。(削除) ただし焼きビーフンで有名な株式会社ケンミンは含まれない (削除ここまで)2017年6月15日の放送で取り上げた。制作局のよみうりテレビの本社があるのは大阪府だが、厳密には当番組を制作しているのはよみうりテレビ『東京支社』である。しかし表面上は本社が製作していると視聴者に思い込ませるという偽装工作ともとられかねない行為をしており、わざわざ「ヒミツのOSAKA」と言うコーナーを特設して、実際にはありもしないでたらめな「秘密」を暴露して笑いものにしている。テレビの視聴率には、東京都だけを重視して他の道府県でどれだけ視聴率が取れなくても気にしない、という東京ジャイアニズムの発想がある。その為に他の46道府県は毎週代わる代わる番組内で虐げられるし、特に視聴率の調査対象から外れてる県に至っては、特にトラウマでも何でもない秘密であっても、わざわざその県にとっての最大のトラウマを紹介の枕詞に使うほどである。
結局は「東京が一番、東京が普通」と言いたいだけなのである。別名「ここがヘンだよ46道府県」。最終回の時は「あなたの知らない東京SP」(要するに、東京はこんなに素晴らしい所なんだぞ的な企画)などやりかねない勢いである。
取り上げられた秘密[編集 ]
この番組で取り上げられた秘密については、東京都を除く全国46道府県の皆さんに大きなトラウマを思い出させて、精神的苦痛を与える事が予想されるために掲載を見送ります。
ゲストの常套句[編集 ]
- いや、うちとは地域が違うので聞かないんですけど...(たぶん該当地域でもそう答えるだろう)。
- 私が上京した後に流行ったんで、自分は知らないんですけど...(流行ってない)。
主なコーナー[編集 ]
- ヒミツのOSAKA
- 大阪府の秘密を大々的に暴露するコーナーである。制作局の地元であると多くの人は錯覚しているため、いい気になってでたらめ極まりない「秘密」を暴露している。インタビューするのは東京は決まって銀座や表参道だったり、丸の内などのオフィス街であり、決して山谷などのドヤ街や、昼間っから酒飲みが屯する歓楽街では訊かない。逆に大阪はほとんどの場合、道頓堀や西成区などのミナミがメインであり、梅田などのキタではめったに訊かない。
- 思うようなインタビューが取れなかったときは、サクラ [1] を使ってでも正当化させる。
- ある時天津飯の話題になり、「大阪の天津飯は色も味も薄くてまずい」(東京地方のものとは味付けが少し違うのは事実だが)などという大嘘を流そうとした際、取材に入った店のものが東京のものと大差がなかったため、「もっと薄く作り直せ」と店主に「命令」した所、「それはうちのメニューではない」とあっさり拒否された(当然といえば当然である)。しかしこれにスタッフは逆ギレして騒ぎ出し、店主が大迷惑したというエピソードがある。似たようなコーナーにヒミツのKYOTOがある。
- どっちがエラい!?隣県バトル!! Ken-1 GRAND PRIX
- わざわざ経済、文化的に交流のある隣道府県を喧嘩させて、道府県双方の関係を悪化させるコーナー。
- 地方ケンミン首脳会議
- 東北地方や九州地方などの道府県のゲストを集めて喧嘩をさせ、道府県間で内戦 を引き起こさせようとするコーナー。
- 日本全国美人ママ ケンミンの名は
- みのもんたの趣味でやっていたコーナー。司会が田中裕二に変わったため終了。
- ○しろまる○しろまる美人(イケメン)の謎に迫る!?
- 街頭で美人(イケメン)を探して紹介する企画。美人(イケメン)とされる県でやめときゃよかったのに、ブス が多 い県でもやったおかげで「結局美人やイケメンはどこにでもいる」ということを証明させてしまった。
- 連続テレビドラマ 県の中心で愛を叫ぶ
- このコーナーに登場するエロカッパ・東京一郎(伊藤誠と同じ魂を持つ者)が、「東京人はみんなブスだから愛せない」という訳の分からない理由をつけて各道府県へ旅行し、現地の美女をナンパするコーナー。ヤツの野望は「その道府県で出会った女性を洗脳して自分の彼女にし、最後は俺の嫁にしてア〜ン♥♥して(以下略)」との事であるが、流石は女性、最後は必ず彼のア〜ン♥♥な野望に気づき速攻で交際を拒否&逃亡するのだ。だからヤツの野望はいまだに成功せず。蛇足ながら、ヤツは久本雅美の好みのタイプかもしれない。ちなみに京一郎は各都道府県への旅行費を三菱東京UFJ銀行から借りていたが、仕事もせずにナンパに励んだため、とうとうその借金を返せなくなった。そのために銀行からかかってくる督促電話の対応に困るが、その都度大塚寧々の上から目線な励ましを受けている。
- 連続転勤ドラマ 辞令は突然に...
- 前述の「県の中心で愛を叫ぶ」の続編。エロカッパで女運のないはずの京一郎はいつの間にか結婚していた(それも東京人と!)。そこまではよかったが、京一郎が勤める会社の上層部は、いつも仕事をサボって女たらしばかりしていた京一郎に対して「全国各地へ流刑 してもらう」という命令を下す。結果、妻のはるみまで巻き込んで京一郎夫婦が全国各地へ飛ばされる、という内容。動揺気味の夫婦だが、京一郎だけは内心「これを機に転勤の回数でのギネス記録を樹立させようではないか」と企んでいるとか。そのため夫婦仲は最近下降気味。
- なお、このドラマのキャッチコピーは「上司は47人できるかな」である。
- 何故か埼玉のみ「東京から通える」という理由でスルーして取り上げてもくれなかった。埼玉舐めんな。うおおおおおー
- 辞令は突然に... 2ndシーズン 奥様はさすらいの女子アナ編
- 「辞令は突然に...」の続編。結婚はしたもののあっちこっちへ左遷され続ける旦那をアテになど出来ないと、嫁が旦那の左遷先にあるローカル放送局で女子アナをして生活費を稼ぐ物語。地方局のワイドショーなんかにゲスト出演しつつ、東京キー局しか見ていない人には誰だかわからないローカルキャスターやローカル芸人も出しまくった。
- 今回は埼玉も(東京から通えるのに)家を借りて住むことになった。でも女子アナはしにいかなかった。テレビ埼玉舐めんな。またNNN系列のローカル放送局がない県の場合、嫁は地元スーパーでパートするはめに。
- 辞令は突然に... 3rdシーズン 奥様はフリーライター編
- 更に続編。東京へ戻ったのを気にアナウンサーを辞めフリーライターになったが、やっぱりまた旦那が左遷されて諸国を放浪する哀しいお話。
- どうせフリーなら、仕事先を毎回変える意味はあるのだろうか。このIT時代、東京の出版社から仕事貰ってればいいのに。
- +Local Business Satelite(LBS)
- テレビ東京で放送中のニュース番組、ワールドビジネスサテライトのパクリ。小谷さんが久本雅美になっている。コーナーの内容は海外の話が出ないだけで本家と変わらない。
- 東京ケンミンニュース
- フジテレビで放送中のニュース番組、ニュースJAPANのパクリ。滝川クリステルさんが久本雅美になっている。コーナーの内容は本家と(以下略)。
視聴率[編集 ]
普通は自分の道府県が取り上げられた番組は普通より5〜6パーセントは視聴率は上がるものだが、この番組に限っては5〜6パーセント視聴率が下がる傾向がある。その理由は、過去にこの番組で自分の住んでいる道府県が酷い扱いを受けるトラウマを受けた道府県民は、毎週テレビ情報誌や新聞のラ・テ欄を念密にチェックをし、自分の道府県が番組内で取り上げられる事が分かった場合には、『とんねるずのみなさんのおかげでした』や『渡る世間は鬼ばかり』(2009年4月から『ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』)などの裏番組にチャンネルを合わせるからである。東京都でも46道府県からの地方出身者が多いために、前述の裏番組に次ぐ万年三位の座に甘んじていたが、2009年4月のTBSの大改編が失敗したせいで『とんねるずのみなさんのおかげでした』と時間帯トップの座を争うようになってしまった。
プレ番組[編集 ]
2008年10月16日より、この番組が始まる前の6分間(20:54 - 21:00)にプレ番組として「まもなく!秘密のケンミンSHOW」が放送されている。この番組は日本テレビ・よみうりテレビ・中京テレビの3局のみのネットであり、ネット局のサービスエリアである関東・関西・中部地方以外の道府県に関する、全国放送では絶対に放送できないトラウマを引き起こす秘密が暴露されている。それにしても、秘密を暴露されない為だけに、抜け駆けしてネットをしている中京テレビの狡猾さには頭が下がる思いである。ちなみに他の地方局は絶対にネットしたくないためにローカルニュースを流して時間を潰している。
関連項目[編集 ]
- 地方局 - 放送時間が日本テレビのネットワークセールス枠であるために、嫌々放送している放送局(番組販売による遅れネットの一部地方局を除く)。民間の組織ではなく県民省地方局に属する行政機関である。
- 大分放送 - ケンミンSHOWの放送時間をゴールデンタイムから昼間に更迭した奇特な放送局。
- みのもんたアレルギー
- 仙台マーボー焼そば - この番組での捏造[2] によって広まって地元でも知らないただのまかないメニューからホントに名物となった。
- 県民性 - この高度情報社会においても語り継がれる、「生まれた場所で人生の99%が決まる」という民間伝承。
- 決定!全国47都道府県超ランキングバトル!!出身県で性格診断!?ニッポン県民性発表SP - TBS制作の47都道府県を勝手にランク付けする番組。
- ナニコレ珍百景 - 「世界ケンミン遺産」のコーナーでこの番組からネタをパクリまくっている。
- 出没!アド街ック天国 - テレビ東京の「秘密のトミンSHOW」的存在の番組。制作担当が当番組と同じハウフルスであるためか、極めて東京近辺の情報に偏っている。
- 王様のブランチ - ケンミンSHOWとは対照的に東京ネタで盛り上がる番組。そのため名古屋や大阪などでは放送禁止となっている。
- 月曜から夜ふかし - 東京を中心に分け隔てなく日本の地域をdisる真のケンミンSHOW。ちなみに司会のマツコ・デラックスは番組でことあるごとにケンミンSHOWを批判している。
- 世界の果てまでイッテQ!
脚注[編集 ]
- ^ コーナー上で通りすがりのオカンとして喋っているオバチャンの半数以上は実際には劇団に所属している女優である。
- ^ 「林先生が驚く初耳学!」で番組名こそ伏せていたがマジで公表していた。
本来の秘密の県民SHOWは[編集 ]
東京都も暴露の対象で、すべての都道府県民が「都道府県民に当たり前のことがここだけのことである」ことに驚くが、「全国の人がやっていることだろう」と、暴露されることに抵抗は示していない。