宇宙刑事アカザバンバン
『宇宙刑事アカザバンバン』は、『宇宙刑事ギャバン』『宇宙刑事シャリバン』『宇宙刑事シャイダー』に続く宇宙刑事シリーズの4作目として予定されていたテレビシリーズ。
『宇宙刑事アカザバンバン』[編集 ]
『アカザバンバン』の概要[編集 ]
宇宙刑事シリーズ第4作目として企画され、スーツや敵デザインなども完成していたが、宇宙刑事シリーズ三作目『宇宙刑事シャイダー』で宇宙刑事シリーズが一度終了することが決定したため、『シャイダー』の終了後は『ジャスピオン』や『スピルバン』が放送されることとなる。
このため、『アカザバンバン』で予定されていた歴代宇宙刑事たちの共演は、急遽『シャイダー』最終話で同時変身だけ行われることとなる。
これまでの宇宙刑事シリーズとは異なり、警察の闇を描いた社会風刺的な作品となっている。この作品での警察とは前作までのシリーズ同様、銀河連邦警察のことであるが、これが国家権力の怒りを買い、企画が中止になったともうわさされている。なお、この警察の闇という構想は、後の作品で生かされていくこととなる。
『アカザバンバン』のキャラクター[編集 ]
予定されていたキャストが判明しているものも記載している。
- 宇宙刑事アカザバンバン
- 演:黒崎輝
- 正義感の強い熱血漢の宇宙刑事。銀河連邦の動物保護官ゲーリーと動物学者アンナの息子で、銀河連邦警察の中でもエリート中のエリート。
- 当初は、マクー・マドー・フーマの3組織の残党を倒していたが、次第に銀河連邦警察のやり方に疑問を持つようになる。
- 名前は推理作家のアガサ・クリスティーに由来する。
- 女宇宙刑事マリー
- 演:塚田聖見
- アカザバンバンのパートナー。
- 宇宙刑事シャリバン
- 演:渡洋史
- アカザバンバンの上司となる銀河パトロール隊太陽系地区隊長の宇宙刑事。
- 宇宙刑事トーマス
- 序盤は、アカザバンバンとともに極龍ファミリーが復活させたマクー・マドー・フーマと戦う。
- 名前は推理作家のトマス・ハリスに由来する。
- 女宇宙刑事エラリー
- 序盤は、アカザバンバンとともに極龍ファミリーが復活させたマクー・マドー・フーマと戦う。
- 名前は推理作家のエラリー・クイーンに由来する。
- 宇宙刑事レイモンド
- 序盤は、アカザバンバンとともに極龍ファミリーが復活させたマクー・マドー・フーマと戦う。
- 名前は推理作家のレイモンド・チャンドラーに由来する。
- 宇宙刑事コドー
- 序盤は、アカザバンバンとともに極龍ファミリーが復活させたマクー・マドー・フーマと戦う。
- 名前は推理作家の野村胡堂に由井頼する。
極龍ファミリー[編集 ]
マクー・マドー・フーマの3組織の残党を操っていた広域指定宇宙マフィア。
- 暗黒銀河女王
- 演:曽我町子
- マクー・マドー・フーマの3組織の残党を操っていた広域指定宇宙マフィアのボス。
- ポルターガイスト
- 演:吉岡ひとみ
- 『宇宙刑事シャリバン』に登場したドクターポルターが暗黒銀河女王から力を得て幽霊として復活した姿。
- 邪神官ポー
- 演:吉田淳
- 『宇宙刑事シャイダー』に登場した神官ポーが暗黒銀河女王から力を得て若返った(再び若さを取り戻した)姿。
- ドン・ドルバ
- 演:西田健
- 『宇宙刑事ギャバン』に登場したサン・ドルバが暗黒銀河女王から力を得てドン・ホラー並みに成長した姿。
暗黒銀河連邦警察[編集 ]
- カイト・レイドリッヒ
- 声:飯塚昭三
- コム長官に代わり、新たに長官になった男性。マクー・マドー・フーマの技術と銀河連邦警察の技術で、全宇宙の支配を目指していた。
- 宇宙刑事トーマス / アカザバンバンブートレグ
- カイト・レイドリッヒと手を組んだ宇宙刑事トーマスの本性。
- 女宇宙刑事エラリー / ギャバンブートレグ
- カイト・レイドリッヒと手を組んだ宇宙刑事エラリーの本性。
- 宇宙刑事レイモンド / シャリバンブートレグ
- カイト・レイドリッヒと手を組んだ宇宙刑事レイモンドの本性。
- 宇宙刑事コドー / シャイダーブートレグ
- カイト・レイドリッヒと手を組んだ宇宙刑事コドーの本性。
『特捜戦隊デカレンジャー』[編集 ]
一度はボツとなった『宇宙刑事アカザバンバン』だったが、アイディアは練り直され、戦隊ヒーローの『特捜戦隊デカレンジャー』として2004年から2005年まで放送されることとなる。
ただし、キャラクター名などは由来としているものの、設定は大きく異なる。本記事ではリメイク作品『特捜戦隊デカレンジャー』についても記述する。
- 赤座伴番(バン) / デカレッド
- 演:載寧龍二
- 『デカレンジャー』の主人公。名前の由来は、
- 宇宙刑事アカザバンバンに由来する。
- のちに親衛隊メイジに変身する。
- 2010年代中盤あたりで芸名で本名の苗字をひらがな表記にしたのは、なんか字画が多くて書きづらいのでそうした模様。
- 戸増宝児(ホージー) / デカブルー
- 演:林剛史
- 『デカレンジャー』のもう一人の主人公。
- 名前の由来は、宇宙刑事トーマスに由来する。
- 江成仙一(センちゃん) / デカグリーン
- 演:伊藤陽佑
- 『デカレンジャー』の頭脳担当。
- 名前の由来は、女宇宙刑事エラリーに由来する。
- 6年後には護星天使になったが戦死した。その5年後には生き返って宇宙警察に戻った。
- 礼紋茉莉花(ジャスミン) / デカイエロー
- 演:木下あゆ美
- 『デカレンジャー』のエスパー。
- 名前の由来は、宇宙刑事アカザバンバンに由来する。
- ウメコより売れたり(若干)胸デカかったりと、演じた本人もいろいろ思うところがある。
- 胡堂小梅(ウメコ) / デカピンク
- 演:菊地美香
- 『デカレンジャー』のボケ担当。
- 名前の由来は、宇宙刑事アカザバンバンに由来する。
- 某舞姫ヒーローに拾ってもらったり大洗女子学園に拾ってもらったりとなんだか中の人界隈で大人気。
- 姶良鉄幹(テツ) / デカブレイク
- 演:吉田友一
- 『デカレンジャー』の追加戦士。潜入のため女装することがあり、アモーレ星人バーチョに惚れられてしまう。
- 白鳥スワン / デカスワン
- 演:石野真子
- デカマスターのパートナー。「狼なんか怖くない」。
- ドギー・クルーガー / デカマスター
- 演:稲田徹
- ボス。しゃべるイヌ(白くはない)。
メタルヒーローへの帰還[編集 ]
『宇宙刑事アカザバンバン』がボツになったため、メタルヒーローシリーズではなく、戦隊ヒーローシリーズとして作られた『デカレンジャー』だったが、元々、宇宙刑事シリーズを元にしたため、次第にメタルヒーローの要素を入れるようになっていく。
デカレンジャーに比べデカマスターやスワットモートのデカスーツは、明らかに宇宙刑事に近いものとなっていた。これは、『デカレンジャー』と『宇宙刑事』を共演させる企画があったことを示している。
実際に歴代宇宙刑事のうち、大葉健二と渡洋史がキャスティングされていたが、またも何らかの圧力がかかり。計画は流れ2人は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のダン(漢堂ジャン / ゲキレッドの父親)役・『轟轟戦隊ボウケンジャー』の高丘 漢人(高丘 映士 / ボウケンシルバーの父親)役という代わりの仕事が用意されている。
その後、突発的に『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』を公開し、何とか当初の構想の1つ「警察の闇」を描くことに成功。その流れに乗り、『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』(2012年)×ばつ宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』(2013年)『宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION』(2014年)『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』(2014年)『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』(2015年)という連続公開を行うことで検閲を追いつけなくするという方法をとっていった。
警察の闇を描き続けた宇宙刑事シリーズと『デカレンジャー』は、ついに2017年に『スペーススクワット』という警察同士の抗争を描いた作品へと発展を遂げる。
関連項目[編集 ]
この「特捜戦隊デカレンジャー」はスーパー戦隊に関連した書きかけ項目だ。
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