弱虫
弱虫(よわむし)とは、虫全般の事を言うもの。
概要[編集 ]
弱虫は虫への蔑称で、虫の弱さを揶揄するもの。人間と比べて虫が非力である事に由来する。人に害を与える虫の存在などによって反虫感情が高まった事で生まれた。現在では人間に対してもこの言葉が用いられる事もある。
蔑称の誕生[編集 ]
反虫感情[編集 ]
虫は人間を刺したり噛んだりする事によって、痒みや痛みを生じさせたり、病原体に感染させたりするものもいる。さらには人間の作物を齧って台無しにしてしまう種類もおり、反虫感情は非常に高まった。
それとは別に虫の臭いや見た目に不快感を感じる人間もおり、虫は生理的な嫌悪の対象として意識される事もあった。
虫の弱さ[編集 ]
虫は非常に弱い。知能面では「飛んで火にいる夏の虫」という言葉まで存在する程に劣っており、力の面でも数キログラムの物体を動かすことさえできないほど貧弱。寿命も短く、成虫は一日で死んでしまうような種類もいる。大きさも最大級の種でもせいぜい手のひらサイズの小ささで人間の相手にはならず、さらには殺虫剤の存在によって虫の殺害は非常に容易い。
虫は人間にとって取るに足らない存在であり、弱いものの代名詞のような認識をされる程である。
反虫感情の高まりと、虫の弱さの二点が組み合わさって、虫の弱さをなじる蔑称である「弱虫」という言葉は生まれた。
蔑称の人間への転用[編集 ]
そしてこの「弱虫」という蔑称は次第に人間にも使われるようになった。虫のような人間に対する蔑称である。
本郷猛や一文字隼人がよくこの暴言を吐かれているが、彼らは弱くないためこの蔑称は不適当であるとの指摘もある。