奇跡オチ
奇跡オチ(きせきおち)とは、オチの一種で、「何らかの困難に立ち向かったときに全てを奇跡の二文字でまとめてしまう」という結末、そのような手法のことである。
概要・歴史[編集 ]
「奇跡」という二文字には魔力が込められており、この二文字さえあれば、どんな困難なことにも打ち勝つことができると言われている。広辞苑によれば常識で考えては起こりえない、不思議な出来事・現象ということであり、普通ならば奇跡は起きない。しかし妄想の中で好き勝手する小説、ドラマ、アニメ、エロゲーその他では「奇跡」を自由に使うことが出来るのである。
このことに奇跡的に気付いてしまった誰かは、「これは奇跡だ!」とかなんとかいって、不治の病を治してしまった。当初はウケたかどうかは知らないが、おそらくウケたのだろう。そのため数々の小説家などがこの奇跡オチを劣化コピーし、瞬く間に「奇跡オチ」は大衆から不動の地位を得たのである。
しかし、お笑い芸人と同じで、「奇跡オチ」も人気が下火になっていった。しかしどうしても「奇跡オチ」に頼ってしまう(削除) 頭の硬い頑固な (削除ここまで)自分の意思を通そうとする小説家により、マンネリ化しないための様々な手段がとられることになるのである。方法は簡単、頻繁に使わず時々使うようにしたり、様々な奇跡を使い分けることによって、なんとかマンネリ化を避けることに成功したのである。
それでも、「奇跡」の二文字の魔力は強すぎるため、今でも頻繁に使われてしまっている。あと少しでも奇跡オチが増えれば、洪水を引き起こし、大変なことになるだろう。そのため、奇跡オチを良く思わない人が多いのが現状である。しかし小説家は懲りない。シナリオライターも懲りない。それで売れなくて餓死するかと思いきや、奇跡が起きてバカ売れする場合もあるから困ったものである。
例[編集 ]
- 医者「この病気は治療方法が見つかっておらず、徐々に衰退して最終的には...」→主人公は祈ったりと頑張る→奇跡が起きる→ハッピーエンド
- 医者「この病気は治療方法が見つかっておらず、徐々に衰退して最終的には...」→主人公はオロオロする→奇跡が起きる→ハッピーエンド
- 彼女ができる。ア〜ン♥♥→地球に巨大隕石が突っ込んでくる→あきらめかけたその時!→奇跡が起きる→隕石は消え去るか、宇宙の彼方に飛び去る。
- パイロットとして飛行機に乗り、空を飛ぶ→飛行機故障→高度が10000メートルから500メートルまで低下→奇跡が起きて飛行機が突然直る→生還する。
- 戦争が起きて軍人として戦場に赴く→この戦争が終わったら俺、結婚するんだ→敵に追い詰められ、断崖絶壁から落下→誰もが死んだと思い込む→奇跡が起きて生還する。
- てつをがチャリンコ泥棒を追いかける→宇宙空間に放り出される→奇跡が起きる→太陽の王子RXとして復活。
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。
後は適当に頑張って 適当に頑張って 下さい。 (Portal:スタブ)
問題点[編集 ]
これらの「奇跡オチ」はこれまでに数え切れないほど使われているため、消費者は飽きている...と思いきや、スイーツ(笑)を中心に未だに評価は高い。しかし既に見飽きてしまったという人も多いため、評価はわかれる。特にオタクは嫌う傾向があるが、理由はお察し下さい。
とはいえ、奇跡オチを嫌う人が徐々に増えてきている傾向は確かであり、「また奇跡オチかよ...」と呆れる人が多くなってきている。そのため、今後10年〜20年後には忘れ去られたものとなる可能性が高い。だが、奇跡が起きて健在しているかもしれない。
奇跡オチの効果[編集 ]
奇跡オチは、折るのが困難とされる死亡フラグを一瞬で折ってしまうことができる。そのため死亡フラグが立ったとしても、奇跡オチを願っていれば、もしかすると死亡フラグを回避できるだろう。しかし、自分の敵などに奇跡が起きて自分のフラグが折れたり、死亡フラグが立っちゃったりするので、厄介である。それでも、奇跡が起きてどうにかなるかもしれない。
関連項目[編集 ]
- 夢
- 夢オチ
- フラグ
- どんでん返し
- 超展開
- デウス・エクス・マキナ
- 元気玉:「みんなの祈りが結集して!」展開。パイオニアはドラゴンボールだが、たぶんもっと前からある。
- こんなこともあろうかと
- イデ
この記事は奇跡がおきたので製作されました。この記事にもっと奇跡を起こす方を求めています。奇跡は信じないと起きません。 (Portal:スタブ)