国家資格
国家資格(こっかしかく)とは、建前上、大日本帝国が行う神聖な試験に合格した日本臣民に対して、国により与えられる特権のことである。この資格を与えられたものは、平民から華族へとクラスチェンジできる場合がある。
概要[編集 ]
該当する国家においては、有知識者が行わないと危険が生じる、もしくはその行為を実行する人間を把握したい、あるいは天下りのための組織の存在意義を作るため等の理由により、これらの資格が用意されている。しかし、神聖な試験に合格した、あるいはその能力があると認められたと言っても、実際は馬鹿でも取れそうなものから天皇陛下及び皇族を超越するやも知れないというハイレベルなものまで存在するので、その価値は一概に言えるものではない。
通常、国による試験は年に1〜3回程度行われるが、面倒くさい事や、天下り職員に仕事と言う名文を与えて金を渡すという理由で財団法人等に丸投げされている試験も存在する。また、受験に関する金額に対しても消費税をかける等、善良な臣民から金を搾り取ろうとしている点は、まさに外道。
なお、誤解されがちだが、まず「各都道府県ごとに制定されている条例に基づき、都道府県知事の実施する都道府県知事資格」 (例: 改良普及員など) はこの資格に該当しない。そして何よりも、資格があれば食っていけたりモテモテになれたりというわけでもない。たとえば筆者の一人は無線従事者資格を所有しているものの、その資格では到底食えないうえ、モテない。一方で、法律系の国家資格はいずれも難易度が高くお金にもなるので、取得するともれなく女とア〜ン♥♥しまくれると言われているが、それも所詮はイケメンに限られる。
細分化[編集 ]
国家資格は各分野ごとで細分されているため数がメチャクチャ多く、上位資格と下位資格の関係に有るものもあれば、まったくの無関係に当たる資格も存在し、まさに魑魅魍魎の様相を示している。法律系の国家資格に関しては細分されすぎて種類がとても多くなっており、業務がそれぞれもろに被っているのではないかとすら思われる。
資格の細分化は、下位資格の存在により上位資格者の負担軽減及び有資格者の増加に伴う資格活用の増加が見込まれること、適所適材が可能となることなどの利点をそこにもたらす。しかし、あまり行き過ぎると、その資格の有資格者がいかなる業務を行うことができるか、そしていかなる業務が出来ないのかが把握し難くなるうえ、無資格者はその業務を行えないとされることがが多くなる。そのため、何をするにしても資格が必要となる状況が発生することが間々ある。さらには、それら無駄に増殖した資格が国及び詐欺師等による格好の資金源となっていき、スクール等が「取得すれば稼げる」等の宣伝文句によって善良な臣民に対して釣りを行うことが問題となっていっている。
では何故、国は細分化を行っているのか。不景気になると国家資格の受験者が増えると言われている。それにより受験料及びそれに対する消費税などが国に入ることがあげられるが、これはほんのわずかである。しかし、資格を取るためにはたいてい筆記試験及び実技試験、あるいは同等の学歴等の必要性が生じることになる。そのため、これらの演習のため、専門家に教えを請う必要が出てきたり、学習のための資料が必要になることが多数存在する。つまり、このために国の中で回る無駄金が増殖する、即ち、金の流れがよくなるのである。まさにビルト・イン・スタビライザーである。