僕は友達が少ない
僕は友達が少ない(ぼくはともだちがすくない)とは、嘘である。残念な主人公とヒロインたちのスクールライフを描いたライトノベルである。男一人女六人のハーレムラノベである。え? なんだって?
概要[編集 ]
僕は友達は少ないとは、聖クロニカ高校に通う友達のいない残念な人々が集まる駄弁り場『隣人部』を舞台にしたライトノベルである。当作品の特徴として、小説にあるまじきフォント変更の多用や各種ヒロインの放送ギリギリ、へたすりゃ不可能の検閲により削除 の連発が挙げられる。女に言わせるには(男であっても)下品な発言が多く公共の場で読むには進められない作品である。最近では、登場人物の座っている位置を図で説明するという暴挙にでている。
以上から察せられるとおりアレな作品であるのに、なぜか東京大学文学部でも一番読まれている本とされ、そうした宣伝効果もあり結構売れている。そのため初めて手に取ったライトノベルがこの作品だという読者も少なからずいると思われる。ただ、エロの混じった挿絵やガムダンとか伏字にもしないパロディ等によって異彩を放つ当作品は一般的ライトノベル像からは少しずれる作風をもっている。そのため売れているからってこの作品を入門書に使うとラノベのイメージ自体が崩れてラノベ離れを起こしかねないとがった作品である。でも各種ヒロイン達が主人公と心通わせデレるという意味ではある意味王道である。え? なんだって?
あらすじ[編集 ]
隣人部設立は主人公と一巻表紙ヒロインの二人によって行われた。三人目以降の部員は残念ながら来ないだろうとヒロインは確信していたが、隠されたメッセージを見抜く残念な感性と無駄に発達した頭脳を持ったヒロイン達が次々現れ予測は外れる。見抜けないほうがよかったのだ小鷹と私の憩いの場には誰もいらないby夜空え? なんだって?
人恋しくなったわけでもないのに次々部員は増えていき、挙句に兄に似て残念な中学生の主人公の妹や、顧問としてだが妹よりも年下のシスターまで入部して部内で遊ぶようになった。隣人部は類は友を呼ぶをまさに体現しているといっていいだろう。中学生の妹よりも年下の顧問って......。顧問の役割果たせないだろ......。
部の活動方針は、表向きキリスト教系統の学校だけあり神のもとで隣人と助け合う部活としている。しかし、実際のところは一人で読書・ギャルゲー・メイドに着替えてお茶入れ・BL本閲覧など一人で出来るようなことしかしない。たまにみんなでカラオケやプールに行ったと思ったらそっちでも単独行動である。表向きの理由は彼らの在学中に達成できるのだろうか今から心配である。
最×ばつ7で突き進んでいくかと思われた隣人部であるが、巻が進むにつれて思うところがあったのか作者のテコ入れか少しずつではあるが団体行動が出来るようになっていっ......かなかった。二人で協力するシチュエーションなどは渋々ではあるものの成立してきたが、隙あれば他の部員を出し抜いてやろうと思う部員が多く、最後にはダダをこねたりメタ視点から追及してまで他の部員と争っている。その名を小鷹争奪戦という。え? なんだって?
高校生たちが繰り広げる残念ではあるもののハートフルな青春物語はまだ始まったばかりである。メタ視点にまで手を出した部員たちの明日はどっちだ。縦読みを仕込んでやったわよ。夜空にしか出来ないと思わないことね。by星奈
登場人物[編集 ]
隣人部の(削除) 残念な (削除ここまで)人たち[編集 ]
- 羽瀬川小鷹(はせがわ こだか) CV:木村良平
- 主人公。一度たりとも僕なんて言わない。原作小説挿絵やアニメ版ではイケメンに見えるが、漫画版では最早ヤのつく自由業のような顔立ち。髪の色がプリン色なので、本性を知らない人からはヤンキーに見られてしまうが、そうではない。だがその怖さは本物のヤンキーすら逃げてしまうほど。そんなんだから、小鷹が通う学校の生徒たちは学校内では小鷹に近寄るどころか怖がられる始末。そりゃ、DQNばかりが集まる学校ならとにかく、それ以外の学校で髪がアレな色した日本人の転校生が転校してきたら、まず周囲の生徒達はどういう印象を抱くかは皆さんにもおわかりいただけるだろうか。これがキリスト教系の元女子高であればなおのことであろう。
- だが、本当はものすごくやさしい心の広い人間なのである。隣人部の痛い連中にも拒否反応をしめさず、きちんと付き合ったり、嫌われてる原因になってる金髪を染めない理由を知ればきっとそう思うだろう。面倒見が良い上に義理堅くヘタレヤンキーのような外見とはうらはらの気骨を備えた男の中の男である。
- 案の定ロボットバトル作品とは名ばかりの作品の主人公と同じく、この作品の読者や支持層の多くを占めていると思われる男性ユーザー共からは人気があまりない。ただ、あまりのヘタレさ、ムッツリさ、残念さによってごく一部ではカルト的人気を誇っているえ? なんだって?
- 三日月夜空(みかづき
(削除) よへちぼらけ (削除ここまで)よぞら) CV:井上麻里奈 - 本作のヒロインだと作者が主張する人物。初登場時に「私は友達と話していただけだ!エア友達と!」という
(削除) 世迷い (削除ここまで)名言を飛び出すなど、まあ色々な意味で残念な人。常にツンデレ状態のツン状態であるため、また、誰とも話そうとしないため、友達ができない。何もしなければ黒髪ロングで美人なのにね。そのエア友達のトモちゃんとは、一緒に遊園地行ったりカラオケ行ったりしてるらしい。 - 小鷹と出会ったときに、小鷹と「どうしたら友達ができるか」という
(削除) お互いに無駄な (削除ここまで)議論をしているときに、突発的に「そうだ!友達作る目的の部活を作ればいいじゃないか!」ということで隣人部なるものを作った。本人はリア充が嫌いらしく、せっかく作った(削除) 誰が得するんだっていうくらいの無駄な (削除ここまで)部活に新入部員の柏崎星奈が入部願いを出してきたのに、「お前みたいなリア充はお断りだ!」と罵倒して門前払いをする始末。その場は小鷹の説得で柏崎星奈の入部を認めたものの、その後は夜空と星奈が毎回罵倒しあい、喧嘩しあい、嫌がらせをしあうという光景がおなじみになった。星奈のことは「肉」というあだ名をつけている。「いまの肉の発言ちょっと録音して、ネットで晒してやろうか」という2ちゃんねらーも真っ青なドSな発想もする。余談だが3話の「穿いてない疑惑」で、Tバックを穿いているのが真相のようだ。な、なんだって――!! - ちなみに実写映画版では北乃きいが演じかなりの再現度などと評されていたが、北乃によれば「膝上30cmでやっとアニメの丈だった」らしい。
- 柏崎星奈(かしわざき
(削除) せもぽぬめ (削除ここまで)せな) CV:伊藤かな恵 - 両親が金持ちかつ聖クロニカ高校の理事長の娘であり、学力は成績優秀でしかもルックスとプロポーションが抜群(特に胸の肉のボリュームがすごいのなんの)で男子からはモテモテであり、男子がいくらでもよってくる。そんな男子の中でも彼女の
(削除) 奴隷 (削除ここまで)信者となった男子は彼女にいたれりつくせりな接し方をする。彼女は取り巻きにいつもその信者の男子を数人ひきつれていた。だが、両親が金持ちゆえに甘やかされて育ったせいか、傲慢で高飛車で自己中心的で子供っぽい性格。さらにそのように男子からチヤホヤされる生活環境がそれにより一層拍車をかけてしまった。無礼な態度で接した人間に「このあたしにそんな口利くなんて、土下座して死ね」という暴言を作中で吐いたほど。こういう女子はたいてい同性の女子から嫌われるってのはよくある話で皆さんの多くが知ってる話であろう。そんなわけで、同性の友達ができないという課題に直面し、隣人部に入ることになった。
- 楠幸村(くすのき ゆきむら) CV:山本希望
- 男の子なんだが、男の娘である。木下秀吉も顔負けの美少
(削除) 女 (削除ここまで)年である。外見もさることながら、言動が女性そのものなので、周囲の人がどう接していいかわからず、結果的に友達がいない状態である。純粋すぎるせいか、小鷹を「男の中の男」とあがめ、小鷹の言うことはなんでも聞いたり、夜空の策略にも何の疑いもなく信じる。隣人部入部以降、劇中内で常にメイド服姿でいるのはそのせい。アニメ版では女性の水着や浴衣を着てるシーンが見られるが、それが見事に似合っており、ますます「こいつは上玉の男の娘だな」と改めて認識させられる。実は本当に女。男の娘詐欺なんだって??
- 志熊理科(しぐま りか) CV:福圓美里
- ( ゚д゚ )ユニバァァァァァァァァァァァス!!かなりの才女であるらしく、そのため通常授業は受けず、彼女のために用意された理科室で研究に没頭するという身分。その周りから隔離された待遇ゆえ、友達ができない。もっともそうでなくても、腐ってる状態な上に下ネタも連発しまくるので、どのみち周りから誤解受けて友達できなかっただろう。まあそれが素か演技かは本人のみぞ知るはずであったが今は小鷹が知っている。僕は友達が欲しいんだよ。
- 羽瀬川小鳩(はせがわ こばと) CV:花澤香菜
- 小鷹の妹であり星奈の大好物。なんで友達ができないかというと重度なまでの中二病患者であり痛い発言ばかり繰り返しているからである。だが、とっさにかわいらしい声の九州弁でしゃべることがあり、それはあの人で言うところの"萌え要素"になるため人気が高い。具体的には普段はクックック・・・我がの名は「レイシス・ヴィ・フェリシティ・煌」なんていう痛いキャラを兄の前ですら演じているのに、素に戻るとあんちゃんと兄に甘えるようになる。このギャップがいいともっぱらの噂だが血縁の性か兄は妹に親愛は感じても性的なものは感じないような。もしも感じたら大問題だがな
- 高山マリア(たかやま まりあ) CV:井口裕香
- 信じられないことに、まだ10才なのになんと聖クロニカ高校の職員である。公式設定では、「頭がよすぎて、飛び級しまくって結果学校の職員になった」とあるが、その知性が作中ではどうも見られない。むしろ、年齢相応で下品な子供っぷりを発揮し、好き放題してるので友達がいない。なぜか、小鷹のことをお兄ちゃんと呼びなつき、それに嫉妬した小鳩がマリアと口ゲンカするというのが作中のお決まりのパターン。やっぱり、飛び級したなんて公式設定が信じられないくらい、夜空の策略にいとも簡単に何回も引っかかったり、夜空の子供だましのおどしに簡単にひっかかったり、あげくには小鳩の中二病患者特有の発言ですら信じてしまう有様である。
隣人部の関係者[編集 ]
- 柏崎天馬(かしわざき ぺがさす) CV:置鮎龍太郎
- 星奈の父親であり、なおかつ小鷹たちが通う学校の理事長。由緒正しき家系のはずなのに、「てんま」と普通に名づければいいものを、わざわざこんなキラキラネームに変換させた彼の両親って・・・。威厳のある理事長のはずなんだが、突如ツンデレ気質を発揮したり、小鷹に対してやらしい事をするなど、ちょっとアレな人物。アニメ版2期で早くも小鷹との淫靡なシーンが出てきたので、今後あちらの方々による薄い本が出ること必至。まさか作者はこの作品の支持層に腐女子も取り込もうとしてこのような設定にしたのだろうか?
- 着流し姿やその外見から、「ド素人が!玄人(プロ)をなめんじゃねぇ!」が口癖の雀士や、教師キャラ・中の人繋がりから「地獄からやってきたおばけ教師」ともいわれるが、特に関連はない。
- 高山ケイト(たかやま けいと) CV:加藤英美里
- マリアの姉であり、聖クロニカ学園の職員。隠してもなお滲みでるシスコンで、マリアからも大変懐かれており、まだ15歳なのに(きっと作者は高校に行ったことがないに違いない。そうでなければ年下の職員など出さない。可哀想だから温かく軽蔑しよう。)ババアと呼ばれるほどである。見た目は銀髪巨乳の、大きくなったマリアと言った感じで、平たく言えば美少女である。作中では、比較的常識人として描かれているが、人前で平気で放屁やゲップをするなど残念な一面を持っている。
その他[編集 ]
- 遊佐葵(ゆさ あおい) CV:伊瀬茉莉也
- 柏崎星奈と同じクラスで、星奈を一方的にライバル視している生徒会会計。原作では、「赤みがかった」ウルフカットということになっているが、アニメ化の際完全に真っ赤な色になったため、キャラ付けにおいて髪の色を大切にしている当作品の中ではどう見ても完全に浮いています。本当に(ry
- 日高日向(ひだか ひなた) CV:日笠陽子
- 2年連続で、生徒会長を務める
(削除) リア充 (削除ここまで)リア王。下ネタを言わないが、決して壊れているわけではない。(と、思ったら違う方向に壊れてた。)三日月夜空の2Pカラーともいわれる。ただし性格はリバーシブルだが。
- トモちゃん
- 夜空のイマジナリーフレンド。実際そういう概念は存在し、子供の人格形成に有益らしい。
- 夜空が言うには「非の打ち所の無い完璧な美少女」らしいが、実体化出来ないのが玉に瑕。
6巻を境に途端にシリアス・鬱・誰得展開になった理由[編集 ]
序盤の方はあれだけ愉快で残念だったはずの「僕は友達が少ない」。だが良かったのは5巻まで。6巻からは次第に愉快さが失われていき、阿鼻叫喚のシリアスで「そういうのは"はがない"には求めてねえんだよ!!」といった誰得展開へと陥っていく。特に7巻では重大な後付け設定がされ、今までの各キャラの設定が全て無かったことに&偽りだったという風になってしまい、読者に強烈な喪失感を与えた。
なぜ6巻の発売時期・2011年5月あたりを境に"はがない"はこのようになってしまったのか。それには、作者の平坂読自身の私生活上での問題が大きく関係している。
- 親友の死によるメンタル悪化
- 体調の悪化
- 2011年以降、平坂読は膵炎など重病で何度も入院している。ただでさえ体調が酷い時は精神状態も悪くなってしまうものなのに、それに加えて上記の親友の死によるメンタル悪化である。これでは、作風が暗く重い作風へと傾倒してしまうのも仕方ない。
- ストーリーを完結させていくのが下手
- これは作者自身の以前からの問題である。
- 平坂作品に全般に言えるのがいずれも「竜頭蛇尾」。最初のうちはいいが、段々ネタをやり尽くしてくると後付け設定・シリアス展開でお茶を濁そうとしてしまうのが悪い癖。巻が進めば進むほど登場人物同士が修羅場と化してしまう。
- 「ホーンテッド!」や「ラノベ部」などいずれもその傾向が強かったが、それらは人気が出なかったため幸か不幸か早い巻で完結(打ち切り)となった。だが"はがない"は下手に売れまくってしまったため、いくらネタが枯渇しても、いくら作者自身が終わらせたくも編集が終わらせてくれない。(これがアニメ化等とは無縁の普通の作品なら、このような事態にはならなかったであろう)
以上の3点が大きな原因である。
なお、"はがない"の原作が明らかに6巻を境におかしくなったのは原作ファンの共通認識であったため、これらが2期でアニメ化された時は一体どうなってしまうのか懸念がされていた。果たして2期ではそのままやるのか、それとも7巻以降には触れないまま終わるのか。
通常ならここでアニメ脚本家により改変が入り無難なアニメオリジナルストーリーとなるところである。だが、2期では原作者の平坂読自身が"ストーリー構成"に参加するという裏ワザに出たため(※(注記)アニメ2期のストーリー構成はアニメ脚本家の浦畑と原作者の平坂という、異例の2人体制である)、なんと原作そのままで2期の最後までやってしまった。ああ合掌。
関連項目[編集 ]
この作品と大体似ているシリーズ。ユニバーーーーーース!!
作品 あ行 : | アクエリオンEVOL – アブソリュート・デュオ – IS |
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か〜さ行 : | ガールズ&パンツァー – かのこん – 神様家族 - 君が望む永遠 - けんぷファー - この中に1人、妹がいる! – 終焉ノ栞 - 聖剣の刀鍛冶 – 星刻の竜騎士 - 精霊使いの剣舞 – ゼロの使い魔 |
た〜な行 : | ノエイン もうひとりの君へ – ノーゲーム・ノーライフ |
は〜わ行 : | 緋弾のアリア - 変態王子と笑わない猫。 - 僕は友達が少ない – 機巧人形は傷つかない - 魔弾の王と戦姫 - 魔法戦争 - ミカグラ学園組曲 |
キャラクター : | タバサ - デルフリンガー - 平賀才人(さがしています) - ルイズ |
用語 : | 使い魔 - トリステイン王国 |
漫画版 : | 月刊コミックアライブ – 月刊コミックキューン - 月刊コミックジーン - 月刊コミックフラッパー - メディアファクトリー |