ユルルングル
ユルルングル(Yurlungur)とは、オーストラリアの虹蛇である。
概要[編集 ]
アボリジニ(オーストラリアの原住民)によって信仰されている蛇で、虹を司る神とされているが、近くで見ると全身の鱗は銅で出来ているため、どうして七色に輝くのか、今後の解明が待たれるところである。
虹[編集 ]
常に身体を濡らしておかないと死んでしまうため、普段はミルリアナと呼ばれる聖泉の底に棲んでおり、雨が降った時だけ喜んで空に舞い上がる。虹が雨上がりに出来るのはそのためである。
嘔吐[編集 ]
ユルルングルには人の罪を好んで食べる習性があり、罪人(つみびと。いわゆる犯罪者とは違う)を見つけると丸呑みにし、その身にこびりついた罪という罪をしゃぶり尽くしてから吐き捨てると言われている。そのため、ユルルングルに吐き捨てられた人はすっかり罪が清められる(色々な意味でベトベトネチョネチョしていそうだが)事から、アボリジニの間では「嘔吐」という行為が神聖化されるようになった。そのため、(元々肝臓も強くないのに)白人の持ち込んだ酒を大量に呑んでは嘔吐する行為を繰り返しては酸欠状態になり、意識が朦朧とするのを楽しんでいる。