ドン・キホーテ

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この項目では、自称遍歴の騎士の物語について説明しています。激安の殿堂については「ドン・キホーテ (企業)」をご覧ください。

ドン・キホーテとは、重度の中二病患者を主人公にしたスペイン小説である。現在では邪気眼系中二病患者の行動を克明に記録した小説として世界的評価を得ていることでも知られる。

概要[編集 ]

中二病患者と思しき人物が主人公の小説はインターネット上を探せば山のように発見することが出来るが、その多くは21世紀に入ってから作られた作品である。一方、本作品が発表されたのは中二病という言葉がまだ生まれていない17世紀初頭、言い換えれば日本ではサムライやらニンジャやらが派手に活躍していた時代である。

この小説は発表されたと同時に、現代人に言わせればNEETのような存在である貴族の間で大流行したという。尚この流行は当時のヨーロッパの貴族の間でも中二病という概念が認識されていた可能性があるという説の有力な証拠として研究者の間では認識されている。

物語は主人公が世界を救うため旅を始めるという、どこかのロールプレイングゲームにもありがちなプロローグである。ここまでなら普通のファンタジーやRPG等と大差が無く評価に値しないが、都合良く登場する筈の本物のドラゴンや本物の魔法使いや本物のモンスターや本物の敵にさえ遭遇しないまま旅を続けるという前代未聞の展開であるために高く評価されている。なお一部の歴史家は「ドン・キホーテはスペインである」という飛躍論理を使用した意味不明な評価をすることもある。

また中二病の主人公が周囲の人々から嘲笑される所まで丁寧に描写しているために「中二病予防及び治療に最適の特効薬」と伝えられている。もし知人の中に治療が必要な中二病患者がいるならば、一度この小説を用いた治療を試されることをお勧めする。

しかし一方で「中二病であるなら自らの行っている事は妄想である、という事を認識していなければならないはずだが、本作品の主人公はそのことを認識していないので中二病と関連付けて本作品のことを語るのは論外」との批判もあるが、元中二病患者の中には中二病発症時の自らの行動は妄想であると当時は認識していなかったという者も少なくないことから、このような批判は的外れとであると言えるだろう。

あらすじ[編集 ]

スペインのとある村[1] に住むアロンソ・キハーダは、騎士道物語の読みすぎ[2] で友人とは騎士道物語の話ばかりしていた。そのため遂に重度の邪気眼系中二病患者となってしまうのだった。自らの事を「伝説の騎士 ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」という中二病患者にありがちな痛々しい名前を名乗るようになる。そして悪意に満ちた世界を救う為に旅に出なければならないと思い込み前々から準備しておいた騎士のコスプレを着用して自宅を出発してしまう。

しかし初日は事件が起こることも無ければフラグが立つことも無く宿屋へたどり着く。そこで彼は格好や会話の内容等で宿屋の亭主にからかわれてしまうのだが、中二病特有の自意識過剰により全く気がついていないのだった。翌日、途中で出会った商人達に挑発されて彼らを襲うが逆に倒され、親切な村人によって自宅へ運び込まれる。つまり、経験値の不足と技術の未熟さによってゲームオーバーとなってしまったようなものだろう。

彼が自宅で目を覚ました時、例の書物は跡形もなく消えていた。知人が彼を元の一般人に戻そうと計画して例の書物を焼却したのだった[3] 。しかし彼は現代人のように逆ギレして刃物で無差別に人を殺傷することも無く、「魔法使いが書物を消した」という明らかに無理のある知人の説明で納得してしまう。知人の計画は見事に失敗し、彼の病状は更に悪化して悪意に満ちた世界を救うために旅に出なければならないと一層思い込み、再度装備を整えた上に今度は従者として近所の農夫のサンチョ・パンサを言葉巧みに抱き込み、パーティを結成して再び旅に出てしまうのだった......。

主要登場人物[編集 ]

主人公を描いたと思しきイラスト。残念なことに画家の趣味なのか、何故かヒゲを生やしたオヤジ風になってしまっている。
ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ
この小説の主人公。本名アロンソ・キハーダ。殆どの騎士道小説の主人公のセリフを完璧に言えるほどの騎士道小説オタクであり、勉強しようとも働こうともしなかった今日のNEETのような生活をしていた。しかし重度の中二病を発症して自らのことを伝説の騎士であると思い込むようになり、次々と痛々しい行動を続けて周囲から嘲笑され続け変人扱いされるようになる。異常な回復力をもっていたりするから実は本当に伝説の騎士もどきだったのかもしれない。スーパースターマンは彼の子孫ではないかという説がある。戸別訪問の集金テレビが歌合戦でドン・ファンと間違えた(加山雄三)。
サンチョ・パンサ
ドン・キホーテのお供。どちらかというと天然。ドン・キホーテの発症した重度の中二病を半ば真実と思い込み、島一つをもらう約束でつき従う。冒険のたびに失敗して、彼の痛々しい行動に巻き込まれ続ける不幸な人物。前編ではただのうすのろまぬけだが後半では中の人が変わったらしく、数百の諺を使いこなす賢人に変わった。エドガー・アラン・ポオより早い世界最初の名探偵としても活躍する。
ドゥルシネーア・デル・トボーソ
ドン・キホーテが妄想した思い姫[4] であり、直接物語には登場はしない。なおドン・キホーテは「ドゥルシネーアは世界で一番美しく、可愛らしく、(中略)そして優しい俺の嫁」といったオタクが言いがちなことを数百年も前から散々言い続けていたのだから尊敬に値すると言える。正体は口が臭いバケモノ
サンソン・カラスミ
ドン・キホーテの友人で三流大卒の典型的なダメ社会人。結婚が決まっているにもかかわらず彼の中二病をショック療法で完治させようとして、恥を忍んで彼と同じようなコスプレまでして彼の元を尋ねた程の暇人でもある。
侯爵
中二病であるドン・キホーテを徹底的にもてあそんだ典型的なサディスト。目隠しをして木馬に乗せて下から爆竹で吹き飛ばすなど、後のサド侯爵の仮の姿である。妻もサディストなのだがうまくいくのだろうか?

なお脇役などを含めれば他に数百人ほど登場する。しかし、この記事で登場人物全てを紹介すれば見るのが面倒になるだけなのでなので、ここでは割愛する。

脚注[編集 ]

  1. ^ 現代日本に置き換えれば閑静な住宅街だろう。犯罪多発地域なので危険極まりない。当時もそうらしく、実際作者もこの小説の書き出しで「この村の名は思い出したくないが...」としている。
  2. ^ 21世紀初頭の日本に置き換えれば、テイルズオブ何とかのやりすぎとファンタジー系のライトノベルの読みすぎだろう。ゲームのやりすぎはゲーム脳になる可能性も皆無ではないので危険極まりない。
  3. ^ 現代であれば、オタクのコレクションを全て不燃ゴミとして廃棄したようなものである。危険極まりない。
  4. ^ 分かりやすく言い換えれば俺の嫁といったところだろうか。

関連項目[編集 ]

ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア 専門家気取りたちが「ドン・キホーテ 」の項目を執筆しています。


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