スキンヘッド
スキンヘッド(Skinhead) とは、人間の頭部の毛髪が剃り上げられる(禿げ上がる)と飛躍的に頭皮の光沢度が増すという特性を利用した、天然の光増幅器、ミラーボール、またはヘアースタイルの一種。職業上必要なためスキンヘッドにしている場合は禿頭(とくとう)とも呼ばれる。
概要[編集 ]
主にカラオケやディスコ等で、ミラーボールの代わり、または場をさらに盛り上げるための舞台装置として利用されることがある。また、洞窟などの灯りのない広い場所を照らすために、懐中電灯などと併用して用いられることがある。このように、スキンヘッドは多岐に渡って社会に貢献する一方で、目立ちたがり屋な人物等はこれらの特性を利用して、周囲からただ単に興味・好奇の視線で見られるためにスキンヘッドにする場合がある。
なおごく一部で丸刈りと混同される場合があるが、丸刈りはスキンヘッドとは違い単に毛髪が極端に短いだけで、光沢もスキンヘッドと比べて大きく劣るため注意が必要である。不良やヤクザがスキンヘッドにするとめちゃくちゃ怖いが、童顔の男子がするとただの丸刈りの野球少年に見えてしまうことが多い。
反応[編集 ]
一般にスキンヘッドにしている人物が見かけられた場合、一般人には以下のような反応をされることがある。
- チラチラと顔の上辺りに視線を送る。
- 最初に顔の上辺りに視線を送った後、不自然に目をそらす。
- 不意に「うぉっ、まぶしっ!」と叫ぶ。
- 手で一瞬目をかばう。
- 小さな子供が「ママぁ、あの人まぶしい」と言いながら顔の上辺りを指差す。オプションとしてママの「見ちゃいけません!」が付属する場合がある。
スキンヘッドの種類[編集 ]
年齢が上がるにつれてスキンヘッドの人口は増え、高齢者には特に多い。それらの人々が頭をスキンヘッドにしているのは、個人差こそあるものの以下のどれかの理由が当てはまると思われる。
- 自身の好み
- 主に「一般大衆とは自分は違うんだ」という厨二病的な方向に自己主張が強い人物がファッションとして取り入れたタイプ。
- カモフラージュ
- 毛根、および発毛細胞が弱体化してきたことを隠すために、それが表面化する前にその産物である毛髪自体を除去してしまったタイプ。
- 自然淘汰
- 老化との生存戦争に毛根が負けてしまったため、発毛細胞が完全に淘汰され、その結果毛髪も消滅してしまったタイプ。現代人の多くはこの道を辿る。なおこのタイプの人に対して上記のような反応をすると、泣きそうになる、泣き叫ぶ、暴れるなどの行動をされることがあるので、注意が必要である。
スキンヘッド化する過程[編集 ]
以下では人間の頭部が自然淘汰的にスキンヘッド化する過程を説明する。脱毛症の項も参照されたし。
初期[編集 ]
周囲の人には気付かれにくいが、頭頂部、前頭部などの毛根が老化との紛争状態に入り、若干の弱体化が生じる。入浴時の脱毛が増え始める、毛髪が細くなり始める等の症状が見られる。
中期[編集 ]
老化との戦いにおいて毛根の勢いに陰りが見え始め、頭頂部の皮膚が露出しかけたり、額がM型に拡張し始める。観察力のある人間に気付かれる場合がある。
後期[編集 ]
毛根側の勢力の敗走が決定的となった段階。頭頂部の皮膚が完全に露出する、額のM型領域が頭頂部にまで広がるなどの特徴が見られる。なおこの段階になると、側面の毛髪をバーコード型に擬態させて発毛細胞の劣勢を隠そうとすることがあるが、ほとんどは無意味に終わるどころか逆に注目を集めてしまうことが多い。
満期[編集 ]
スキンヘッド化がほぼ終わった段階。毛髪は完全に、またはごくわずかを残して駆逐されてしまっている。ごくわずかに残っていたとしても側頭部、および後頭部にまで追いやられている。この段階まで来ると、当の本人も開き直り、全く気にしていないこともある。カラオケ、ディスコ等では重宝される。
関連項目[編集 ]
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