カップ麺
カップ麺(カップめん)とは、生活習慣病患者向けの療養食として作られたインスタント食品。介護食を広く手掛ける日清食品によって発明された。ラーメン、蕎麦、うどん、焼きそばなど様々なカップ麺が発売されている。
歴史[編集 ]
カップ麺は1971年に発売されたカップヌードルをはじめとした、インスタント食品の総称である。カップヌードルの発明者である安藤百福は、戦後の復興に伴う食生活の変化により増加したデブを憂いていた。デブが急に健康的な食事を始めると、食欲が制御できずリバウントすることが多かったため、食事の満足感を損なわずに健康改善をサポートする食品を目指して食品開発を目指した。
しかし、安藤は早々に健康によいものは美味しくないことに気づいた。味を優先する中で彼が選んだのは、栄養バランスを犠牲にしつつ、摂取量とカロリーを抑えるという単純かつ画期的な方法だった。こうして誕生したカップヌードルは、成人男性の1日の摂取カロリーの10分の1程度となった。また、デブは食事が出来るまで待てないため、改良され、三分で作れるようになったものが完成形として発売された。
栄養価[編集 ]
肥満改善のため、カップ麺の栄養価は非常に低い。
- カロリー
- およそ1食あたり200〜300kcal。これは「軽い間食」程度のエネルギー量であり、三食カップ麺を食べたとしても成人男性が必要とする摂取カロリー(約2000〜2500kcal)には遠く及ばない。食欲が抑えきれず、二個食べたとしても一日の摂取カロリーが超えない量に調整されている。
- 炭水化物
- 麺が多く含むため、大きな満足感が得られる。熱湯で3分と書かれてはいるが、1分半でバリカタを楽しんだり、5分でソフトな麺を楽しむことができるなど、飽きさせない工夫が施されている。
- 塩分
- スープまで飲んだ場合、非常に多くの塩分を含むが、塩分のおかげで満足感が得られる。デブはまず減量することが最重要であるため、多少塩分を取り過ぎたところで問題はない。そもそも普段から塩分はこれぐらい摂取しているはずである。
近年[編集 ]
近年問題視されるのは、健康な人がカップ麺を継続して摂取し続けた結果、生活習慣病になってしまう事例が相次いでいることである。しかし、生活習慣病患者や災害時のための食事であるから、常人が食べることが間違っているだろう。病人が薬を飲むことは体に良くても、健康な人が薬を飲むことは体に毒なのと同じである。
フレーバー[編集 ]
ここでは、カップ麺の代表例であるカップヌードルのフレーバーを紹介する。
- カップヌードル
- 世界初のカップラーメン。元祖にして最強な麺と、最強に合うスープ。
- カップヌードル カレー
- 野菜の甘味、心地良いカレースープ。ライスとご一緒に。
- カップヌードル シーフードヌードル
- イカ、ほぼイカ、カニ。魚介とポークのスープ。ピラフもいける。
- カップヌードル チリトマトヌードル
- トマトとチリペッパー、スパイス達の出会い。コク深く、濃厚に進化。
関連項目[編集 ]
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