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2012年06月15日

TPP交渉の投資のテキストがリークされ、反対派の危惧していた通りの多国籍企業が有利になる条文と判明しました。


TPP交渉の中でも最も危険とされる一つ、投資のテキストがリークされています。

リークしたのは、AMネットもお付き合いのあるローリー・ワラックさん所属する米国のNGO 「Public Citizen」ぴかぴか(新しい)


投資のテキストを読んだところで、私たち市民としては
「それが何を意味するのか?」
が、なかなか分からないところでもあります。

リークしたアメリカだけでなくロシアや中国でも報道されている模様ですが、
日本では報じられていないようです。

「TPPで国家の主権が脅かされる」
と言われてきたのはこの投資・ISDSと言われる紛争システムの問題からですが、

投資家の権利が最高位にあるような条文、つまり国内法を超えた内容となっていて、
これまで反対派が主張してきた内容だったということです。


(投資企業が投資先の条例等で不利益を被った場合、
TPPのISD条項を使って提訴し、投資先の政府を訴えることができる。
それを恐れる政府や自治体は、各自治体の条例制定が作りづらくなる。
地域自治や環境に対する条例等、住民主体で自治体が条例を策定することが困難となり、
投資家への配慮を優先せざるを得ず、結果、国家の主権が脅かされる)


廣宮孝信氏のブログで、概略を翻訳されています。
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-493.html

リ−ク文書に関するパブリックシチズンのロリワラックさんのインタビュー動画がアップされています。
長時間のインタビューです。

・Added a video interview w/ Lori Wallach to story on leaked Obama trade doc: huff.to/MtKdCF #TPP
http://www.huffingtonpost.com/2012/06/13/obama-trade-document-leak_n_1592593.html

・DEMOCRACY NOW
Breaking ’08 Pledge, Leaked Trade Doc Shows Obama Wants to Help Corporations Avoid Regulations
http://www.democracynow.org/2012/6/14/breaking_08_pledge_leaked_trade_doc

...これとは別に、日本でもこんな報道がありました。

米大統領選後に先送りも=TPP交渉参加に危機感−山口外務副大臣
http://jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012061401000

山口壮外務副大臣は14日の衆院農林水産委員会で、米国と協議している環太平洋連携協定(TPP)交渉への日本の参加問題に関し、「結局、大統領選が終わるまで進まないのではないかと危機感を持っている」と述べ、米政府が日本の交渉参加を認めるとしても11月の米大統領選後になる可能性に言及した。
その理由として、米自動車業界が日本の交渉参加に強く反対している点を挙げた。大統領選を控え、「アメリカは自動車業界にものすごくセンシティブ(神経質)になっている」と語った。(2012年06月14日-22:07)
――――ここまで

一年前だと止まると思えなかったTPP。
もしかするともう一息かもしれません手(グー)



...まぁ一難去ってもまた一難も二難もありそうな気配ではありますがあせあせ(飛び散る汗)


あきらめないことが大事だと再確認です目

(武田)
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