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2010年06月23日

【6/26京都】雨水フォーラム 2010 in 京都


あっという間に、6月も下旬になりました。
関西はまだまだ梅雨が続いています雨

そんな中、雨水利用に関する興味深いフォーラムが京都で開催されます。

会場は「京エコロジーセンター」。
響きがいいですね。

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雨水フォーラム 2010 in 京都

雨水から考えてみませんか。
自然・水・エネルギー・都市・生活。

2003年に開催された「第3回世界水フォーラム」で21世紀の水
に関わる課題が討議されました。
そのフォーラムを控えた2001年に「市民も雨水について考えよ
う」と京都・雨水の会を設立し、今年で10年となりました。

これを記念して、国内各地で活躍する水や雨水の専門家の方々
にお集まりいただきます。
これからの水問題や雨水の活用、普及、安全性などを参加者と
一緒に考えて行くとともに、今後の活動につなげて行きます。

しろまる 日 時:6月26日(土)13:00〜17:00

しろまる 場 所:京エコロジーセンター 1階 シアター
京都市伏見区深草池ノ内町13
TEL:0756410911
http://www.miyako-eco.jp/
アクセス(駐車場はありません)
・京阪電車「藤森駅」下車西へ徒歩5分
・地下鉄・近鉄「竹田駅」下車東へ徒歩13分
・市バス「青少年科学センター・京エコロジーセンター前」下車南へ100m

しろまる 内 容:

1)雨水の水質などについての映像「雨水」の放映。
ファン・スンイァンさん作(韓国/ソウル放送ディレクター)

2)講演「都市における雨水活用を社会に根付かせるために」
村瀬 誠 さん(NPO法人 雨水市民の会 事務局長、東邦大学薬学部客員教授)

3)講演「住まいを変えれば、暮らしが変わる
〜雨水利用から始まる碧いびわ湖(旧滋賀県環境生協)の新展開〜」
村上 悟 さん(NPO法人 碧いびわ湖 代表理事)

4) 講演「水循環基本法〜水行政の縦割りを廃止し統合化を」
松井 三郎 さん(京都大学名誉教授、水制度改革国民会議理事長)

5)意見交換



しろまる 参加費:会員500円、非会員1000円

しろまる 定 員:100名(事前申込順)

しろまる 問い合わせ・申込:
TEL&FAX 075-581-3619(上田)
E-mail mail@amamizu.org
お名前、住所、TEL・FAX、e-mail、懇親会の参加・不参加を記入してお申し込みください。

しろまる 懇親会: 17:30頃より (希望者のみ。参加費4千円程。場所はセンター周辺。)

しろまる 後 援:京都市、京都府、京のアジェンダ21フォーラム、京エコロジーセンター

しろまる 主 催:NPO法人 京都・雨水の会
チラシのダウンロードはこちらから。 http://amamizu.org/


しろまる 本事業は京エコロジーセンター環境保全活動助成事業の助
成金を受けています。

都市における雨水活用を社会に根付かせるために
NPO法人雨水市民の会 事務局長・
東邦大学薬学部客員教授 村瀬 誠 さん

雨水の貯留・浸透・利用システムを、都市における新たな雨の管理として社会に定着させて行くには、以下の課題を克服して行く必要がある。

(1)制度化:指針や条例にとどまらず法としての整備を要す。

(2)誘導化:墨田区では1995年からタンクの設置費の一部を助成しており、このような財政支援が必要だ。自治体の一般会計の財源を組み替え、雨水利用に伴う下水道料金を減免するなども検討が必要である。

(3)技術開発:求められる水質に応じ、安価で管理が容易なシステムの技術開発が必要。ドイツの雨水利用工業規格(DIN)により雨水利用が普及したことに学び、日本でも雨水利用設備の規格化を目指すべき。

(4)技術者の養成:雨水利用技術に熟練した建築士や設備士の養成が不可欠。

(5)雨水の関係団体の連携:2008年、雨水に関する市民、自治体、国、企業の緩やかな連携組織「雨水ネットワーク会議」が発足した。新たな都市における雨水管理のイニシアチブを発揮して行きたい。

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住まいを変えれば、暮らしが変わる
〜雨水利用から始まる碧いびわ湖の新展開〜
NPO法人碧いびわ湖(旧滋賀県環境生協)
代表理事 村上 悟 さん

今から20年前、せっけん運動と合併浄化槽の設置運動の中から、全国初で唯一の環境専門生協、滋賀県環境生活協同組合が生まれました。

昨年夏、この生協がNPO法人碧いびわ湖へと生まれ変わり、新しい展開を始めています。その一つの柱が、循環型の住まいづくりです。数ある住まいのテーマの中から、私たちはまず雨水利用を最初の重点事業としました。なぜならば雨水利用は、水の流れを変えるとともに、住まい手の意識や価値観を変え、循環型の暮らしへと導いていく力があると思うからです。

雨水利用の普及と共に、水への想いが広がっていくことで、滋賀の暮らしが変わり、琵琶湖が変わり、京都のみなさまのもとへ届く水も変わっていくと思います。私たちが滋賀で取り組む雨水利用の普及に、京都・雨水の会のみなさまからのお力添えをお願いいたします。

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水循環基本法〜水行政の縦割りを廃し統合化を〜
京都大学名誉教授・水制度改革国民会議理事長
松井 三郎 さん

水制度改革国民会議は、水に関する行政の縦割りを廃し、水循環の再生のための総合的な水循環基本法、つまり「水の憲法」を策定しようと、2008年6月に結成された。

河川、水道、下水、地下水、工業用水、湖沼、海など水関係の法律は現在、32以上あるが、それぞれが何の関連もなく個別に管理されている。その結果、上流と下流では河川は寸断され、数多くのダムが建設され、化学物質に寄る水質汚染も進行するなど、人間の生命を維持する上で必要不可欠な水資源が危険にさらされている。また、地下水や都市雨水など法制化されていない分野もある。

水資源を統合的に管理するということは、質と量、生態系の調和のとれた河川、地下水を持続的に保って行くことを意味する。それにはこれらの水資源の利用や汚染に対して公私にわたる経済的な責任が発生する。上・中・下流に住む人との利害関係を整理し、これまでのような水道・下水道料金という狭い枠組みではなく、もっと広い理念に基づく経済負担をどう分担するか整理していく必要がある。

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