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2009年08月24日

WTO/FTA-NGOフォーラム 分科会の紹介


WTO/FTA-NGOフォーラムで開催される4つの分科会の紹介です。

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平和

・・・・私たちの日々の生活や活動は「平和であること」と密接に繋がっています。私たちNGO・市民にとって、どんな活動をしていようと、「平和であること」はその根底にあるものです。しかし、平和であることに慣れてしまい、そのほんとうの意味を見失っているのではないでしょうか。戦乱や紛争がないこと、またすぐ目の前に戦乱がなければ平和だと考えてしまいがちです。明日からすぐに戦乱状態になるのではなく、その前にかならず小さな変化の積み重ねがあり、私たちはそのひとつひとつの変化に気がつかないまま過ごしています。あるいは、日々の生活や活動の中に埋没して気がつく余裕がないのかもしれません。自分たちとは直接関係しているのではなく、間接的に他の地域の平和な状態を乱していることも気づかないままでいることもあります。
一方で、小さな変化や、間接的ではあるけれども他の地域にいかに戦乱の種をまいているかに気がついて、それらを発信している動きもあります。名古屋での自衛隊派遣違憲判決(2008年4月)のように確実に流れを引き寄せる動きもあります。そのような流れを再認識し、あらたな流れを作る第一歩の場にしていきましょう。

★話題提供:池住義憲さん



食と農(農業のグローバル化と地域のオルタナティヴ)

・・・・昨年の食料危機以降、世界の飢餓人口は、10億人を越え、解決の糸口を見いだせないまま食料価格は高止まりする事態が続いている。世界の食料問題は私たちの食卓とどうつながっているのか?高齢化が現実のものとなった日本の農山村や地域の暮らしをどう考えていくのか?参加者とともに考えたい。

★どうなっているの日本と世界の食料事情(佐久間智子さん×松平尚也さん)
★地域の暮らしをどう考えていくか(今北哲也さん)



流域単位の地域循環

・・・・半世紀前まで人びとの暮らしは河川を通じて流域単位でつながっていました。水はもとより、川を通じてモノ、ヒトが頻繁に往来し、そのことがまた流域の環境を保持・強化するという好循環が成り立っていました。ところが、市場の原理によって多くのモノを海外に依存するようになった今は、モノが供給される海、田畑、山を荒廃させるだけでなく、私たちの足下も荒廃させ、そのことが循環系を大きく寸断してきています。歴史に学び、今に活かし、未来を形づくる。未来志向で情報交換していきましょう。

★話題提供:神田浩史さん



在日外国人労働者支援

・・・1990年の入国管理法改正以降、日系人が日本で就労するための扉が開かれ、それ以前から在住していた人たちも含め、日本が多文化社会になるきっかけとなりました。しかし、労働条件の厳しい職を余儀なくされたり、適切な社会保護を受けられないなど、様々な問題が巻き起こっています。最近では、在日外国人労働者に対する「派遣切り」が横行しています。彼ら/彼女らは現在どのような境遇に置かれているのか、日本ではこうした人々を支援する方策は整っているのか、現場からの声を中心に考えたいと思います。

★中部地域におけるフィリピン人労働者の現状(ネストル・プノさん)

★在日外国人労働者の支援体制について(西井和裕さん)
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