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2009年08月13日

色平哲郎さん講演会〜報告


8月8日、滋賀県南草津にて、医師の色平哲郎さんの講演会が開催されました。タイトルは「医療崩壊とグローバリゼーション」です。


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マスメディアを通じて伝えられる日本の医療の危機の本質とは何か、日本の医療費は本当に高いのか、医療への高すぎる期待の問題など、興味深い話が次々と飛び出し、色平さんの話に引き込まれていきました。


色平さんが医療を志したきっかけとなった無医村地帯で医療を続ける医師の話や、介護士不足を補うために日本政府がフィリピンから呼び寄せた介護福祉士制度の問題点、色平さんが出演したテレビ・ラジオ番組の制作意図など、1時間半の講演時間はあっという間に過ぎていきました。最後に強調された「医療資源は我々すべてのコモンズ(共有物)である」という言葉の意味をじっくり立ち止まって考える必要があります。


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後半には滋賀県で在日外国人労働者の支援に携わる松井高さん(しが外国籍住民支援ネットワーク)から、最近の派遣切りの問題や、「手切れ金」としか思えないひどい帰国支援策などの話がでました。


(A)

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