2009年03月09日
第5回世界水フォーラム
3月16日〜22日の日程で、第5回世界水フォーラムがトルコ・イスタンブールで開催されます。
AMネットはトルコにメンバーを派遣し、現地での会議の様子やNGOの動きを速報でお伝えします。その準備段階として、「世界水フォーラムとはなんぞや?」「今回のテーマは?」といった事柄をここで伝えていきます。
世界水フォーラムとは、世界中の水問題を研究するシンクタンクである「世界水会議」が、各国政府や国際機関の協力のもと、3年に一度開催している国際会議のことで、第1回目は1997年にモロッコ・マラケシュで、第2回目は2000年にオランダ・ハーグ、第3回目は2003年に京都・滋賀・大阪で、そして前回第4回目はメキシコ・メキシコシティで開かれました。
この会議では世界中から水問題に関わるさまざまな人々が集まります。例えば、各国政府、水関連企業の重役、交際機関の職員、そしてNGOなどの市民団体です。
こうした人々が水問題の解決へ向けて知恵を出し合うわけですが、重要なポイントがあります。それは、「世界水会議」が目指しているビジョンは、水の商品化や私営化、大規模な開発によって、水資源管理の全てを民間企業に引き渡すような水管理モデルを提示している、ということです。近年では私営化モデルからの脱却が見られますが、それでもなお「公民連携」という仕組みを誇示し続けています。
「世界水会議」は、多国籍水関連企業や国際金融機関などから構成されており、市民社会の意見はほとんど反映されてきませんでした。
では、NGOたちは世界水フォーラムでどのような活動をしているのでしょうか?次回はこのことについて書きます。
(AH)
AMネットはトルコにメンバーを派遣し、現地での会議の様子やNGOの動きを速報でお伝えします。その準備段階として、「世界水フォーラムとはなんぞや?」「今回のテーマは?」といった事柄をここで伝えていきます。
世界水フォーラムとは、世界中の水問題を研究するシンクタンクである「世界水会議」が、各国政府や国際機関の協力のもと、3年に一度開催している国際会議のことで、第1回目は1997年にモロッコ・マラケシュで、第2回目は2000年にオランダ・ハーグ、第3回目は2003年に京都・滋賀・大阪で、そして前回第4回目はメキシコ・メキシコシティで開かれました。
この会議では世界中から水問題に関わるさまざまな人々が集まります。例えば、各国政府、水関連企業の重役、交際機関の職員、そしてNGOなどの市民団体です。
こうした人々が水問題の解決へ向けて知恵を出し合うわけですが、重要なポイントがあります。それは、「世界水会議」が目指しているビジョンは、水の商品化や私営化、大規模な開発によって、水資源管理の全てを民間企業に引き渡すような水管理モデルを提示している、ということです。近年では私営化モデルからの脱却が見られますが、それでもなお「公民連携」という仕組みを誇示し続けています。
「世界水会議」は、多国籍水関連企業や国際金融機関などから構成されており、市民社会の意見はほとんど反映されてきませんでした。
では、NGOたちは世界水フォーラムでどのような活動をしているのでしょうか?次回はこのことについて書きます。
(AH)
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