日本の自然と
伝統文化
Japanese Nature And Traditional Culture
伝統文化を
大切にしたい
ツムラは
日本の伝統医療分野の
一角を担っており、
日本のどの会社よりも
「日本の伝統文化を
大切にする企業」でありたい、
謙虚さを忘れずに、
利他の精神を大切にしたい
と考えています。
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しゅうぶん秋分 昼夜の長さが等分になる秋の彼岸です。雷も鳴らなくなり、天高く秋の雲が浮かびます。真っ赤な彼岸花が秋を告げます。
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かんろ寒露 ひんやりとした肌寒さを感じる頃、金木犀が甘い香りを放ち始めます。寒さの中で弱々しく鳴く虫の音が胸に深く響く頃。
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そうこう霜降 秋の最後の節気です。「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑなり」 (暦便覧) うっすらと冬の気配が漂い始めます。
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りっとう立冬 紅葉がピークを迎え、立冬を迎えます。茶の湯では茶人の正月。炉開きをし、新しい茶壺の口をあける口切りの季節です。
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しょうせつ小雪 遠くに聳(そび)える山々を眺めれば、その頂は粉砂糖をかけたように白くなり、木の葉ははらはらと散り始め、冬の実感が増してきます。
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たいせつ大雪 山の雪が解けずに積もり始め、本格的な冬を迎えます。動物たちは冬眠に入り、北からやってきた渡り鳥たちが水辺を彩ります。
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とうじ冬至 「一陽来復」。陰極まって陽に転ず。弱まっていた太陽がこの日を境に少しずつ回復していきます。柚子湯に浸かり、無病息災を願います。
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しょうかん小寒 この日から寒の入り。寒の入りから九日目に汲んだ「寒九の水」は一年でもっとも澄んだ水とされ、大切にされてきました。
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だいかん大寒 冬の最後の節気です。池に氷が張り、凍てつくような寒さが続きます。大寒最後の日が節分で、また新しい一年が始まります。
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りっしゅん立春 厳しい寒さの中にゆるみが生じる頃。梅がほころんだら、春の始まりです。寒の戻りで雪が降ることも。寒暖の綱引きが始まります。
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うすい雨水 二十四節気の雨水は、農事の準備を始める目安とされてきました。春の雨が大地を潤し、小さなくさぐさが一斉に芽吹き出します。
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けいちつ啓蟄 陽気に誘われ、土の中で冬ごもりしていた虫や蛙たちが目覚める頃。この頃の春雷を「虫出し」といいます。鳥もさえずり出す春の到来。
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しゅんぶん春分 「暑さ寒さも彼岸まで」春の彼岸をすぎると陽気が勝って、桜が咲き出しますが、寒気との綱引きは続き、花冷え、花曇りとなります。
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せいめい清明 「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」(暦便覧) 清明は清浄明潔の略。蝶が舞い、天も地も花盛りを迎えます。
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こくう穀雨 百穀をうるおす雨とされ、種蒔きのめやすとされてきました。穀物や野菜の発芽を促し、苗を成長させる恵みの雨です。
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りっか立夏 行楽日和が続くゴールデンウイークが立夏です。うっすらと汗ばむ陽気に恵まれ半袖に袖を通す頃。衣替えの季節です。
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しょうまん小満 万物の気が満ちる初夏。木々の若葉が日々盛り上がるように勢いよく伸び始め、小鳥たちは巣立ちのときを迎えます。
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ぼうしゅ芒種 田植えの季節。「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也」(暦便覧) 芒種から五日後には梅雨入りし、苗の成長を助けます。
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げし夏至 日本の夏至は梅雨のさ中。夏至から十日後の雑節、半夏生が田植えを終える目安とされてきました。紫陽花や菖蒲、青い花たちの季節。
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しょうしょ小暑 梅雨が明け、猛暑の日々が始まります。朝から一気に気温が上がり、晴天が続くので梅干しの仕上げの好機です。
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たいしょ大暑 夏の最後の節気です。一年でもっとも厳しい暑さが続きますが、時折、大雨が降って乾いた大地を潤します。養生する土用の期間でもあります。
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りっしゅう立秋 立秋は暑さの峠越えです。日中は猛暑が続きますが、夕方には虫の音が聞こえ、夏の終わりを告げる法師ゼミが鳴き始めます。
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しょしょ処暑 ようやく暑さが和らぎ始め、稲穂が色づき始めます。収穫前は台風に見舞われることが多く、被害が出ないことを祈る季節。
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はくろ白露 日中の暑さは続きますが、朝晩は涼しくなり、草の上には白露がびっしりと宿るようになります。虫の音が日毎に大きくなってくる頃。
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季節の移り変わり
– 生きる、72の季節 –
わたしたちを取り囲む空や風、草花や土、そしてあらゆる生き物が教えてくれる72の微細な季節の移ろい。小さく変化し巡っていく日々を七十二候で切り取り目を凝らし耳を澄ますことで、明日の景色が少し違って見えるかもしれない。
季節を捉え、共に歩むことで小さな豊かさを感じられますように。
– 生きる、私の季節 –
七十二候を繊細に感じ取り、あらゆる形で表現し続ける人がいる。
自然が贈る季節を、その人独自の感性で大切に受け取って咀嚼して。
何を見て、何を感じ、何を伝えるのか。
自身のフィルターを通して世界に発信し続ける"季節の匠"たちの声をお届けします。