[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

十両・北の若が同学年ライバル・大の里にプロ初対戦で勝利「プライドあった」関取経験の差見せた

[ 2023年9月21日 20:24 ]

大相撲秋場所12日目 ( 2023年9月21日 東京・両国国技館 )

二所ノ関親方(左)の前で、北の若(右)に上手投げで敗れる大の里(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

十両・北の若(22=八角部屋)が新十両・大の里(23=二所ノ関部屋)を下して7勝目を挙げた。

立ち合いすぐに左上手を引くと、大の里の圧力に後退しながらも土俵際残って上手投げで逆転。「もっと浅く取って前に出たかった」と納得の内容ではなかったが、新入幕を狙う東十両2枚目で勝ち越し王手とした。

この両者は同学年で、ともに小学生時代から全国トップレベルでしのぎを削ってきた。中学時代は斎藤大輔(北の若)が全国都道府県大会で、中村泰輝(大の里)が白鵬杯でそれぞれ全国制覇。高校では斎藤大輔が高校横綱など4冠、中村泰輝が十和田大会で優勝と全国タイトルを分け合ってきた。斎藤大輔は埼玉栄高を卒業後、八角部屋に入門。中村泰輝は新潟・海洋高を卒業後に日体大に進学し、学生横綱やアマチュア横綱など計13冠を獲得した。
同学年ライバルの高校横綱と学生横綱がプロ初対戦。高校時代は6回対戦して北の若が5回勝っており、最後に勝った18年国体個人戦準決勝以来5年ぶりの顔合わせだった。「懐かしいなという感じ」。4年早くプロの世界に入り、関取の座を約2年間守っている北の若は「何年かコツコツ十両でやっているので、多少のプライドはあったかもしれない」と意地を示した。

続きを表示

スポーツの2023年9月21日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /