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森保監督"ビルドアップ"にこだわる理由とは...日本のW杯敗戦振り返り「選手達には挑戦してほしい」

[ 2022年11月20日 22:57 ]

日本代表の森保監督
Photo By スポニチ

W杯カタール大会に臨むサッカー日本代表の森保監督が20日に放送されたNHKスペシャル「サムライブルー ドイツ攻略 ベスト8への道」(午後9時〜)に出演。世界で戦うために「ハイプレス」と「ビルドアップ」という戦術にこだわる理由を説明した。

番組では元日本代表MF中村憲剛氏がドイツ戦勝利のカギを探るべく日本代表の森保監督と対談。「ワールドカップ(W杯)に向けての日本の戦い方、自分たちが主体的に戦いたいという意図は?」と尋ねると、森保監督は「主体的というとボールを持って相手を圧倒するとイメージされるかもしれないですけど、世界の舞台で相手を圧倒する戦い方というのは、そんな簡単に出来ることではありません。守勢になったとしても自分たちがその状況の中で何が出来るのかという選択と決断をして、苦しい戦いなったとしても自分たちが崩れることなく"主体的"に考えて戦うということをやっていきたいんです」とコメント。日本が自分たちの意志を持って戦うための戦術として「ハイプレス」を選択したと明かした。

次に中村氏が森保ジャパンの戦術の一つである「ビルドアップ」について試合中にロングボールをあまり蹴らないことが監督の指示なのかと尋ねると、森保監督は「ただ単純にボールを蹴ってもチャンスになることは確率的に低いと思いますし、相手に回収されれば次に何が起こるかというと、我々が守備で振り回さなければいけないということになってしまう」とコメント。ロングボールの欠点である落下点で競り合いに勝てなければ相手にボールを奪われ攻撃を受けることを危惧しているとした。

さらに森保監督は「守備で振り回されるとどうなるかというと、無駄な体力を使わされて、いざ攻撃しようとした時に体力が保てないことであったり、バランスも悪くなって、結局は押し込まれて疲弊して最後にやられてしまう。過去日本がやられた試合でもそういった場面がありました。だからこそ選手達には(ビルドアップに)チャレンジしてほしいなと思ってます」と説明。これまで日本がW杯で喫した敗戦を振り返り、世界で戦うためには「ハイプレス」と「ビルドアップ」が必要だと考えていることを明かした。

<日本のW杯グループリーグ日程>
初戦 VSドイツ(日本時間23日22時)
第2戦 VSコスタリカ(日本時間27日19時)
第3戦 VSスペイン(日本時間12月2日4時)

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