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NHK 中国籍スタッフの不適切発言受け、5分間謝罪放送 声明「信頼回復に努めてまいります」

[ 2024年8月26日 18:44 ]

東京・渋谷のNHK社屋
Photo By スポニチ

NHKのラジオ国際放送などの中国語ニュースで、中国籍の外部スタッフが沖縄県・尖閣諸島は「中国の領土」と原稿にない発言をした問題を巡り、NHKは26日、「NHKからのお知らせ」という番組タイトルで謝罪放送を行い声明を発表した。

この声明は同局「午後LIVE ニュースーン」(月〜金曜後3・10)放送終了後に放送された。NHKによると、外部スタッフは中国籍の40代男性で、日本語の原稿を翻訳してニュースを読み上げる業務を担当。19日午後1時過ぎからの放送で、靖国神社で落書きが見つかったニュースを報じた後、約20秒間にわたって原稿にはない発言を行った。発言の意図は「不明」という。

NHKは日本政府の公式見解を示した上で「これらの発言が放送されたことは、NHK国際番組基準に抵触するなど、NHKが放送法で定められた責務を適切に果たせなかったという、極めて深刻な事態であり、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

また、「NHKはこのスタッフがこれまでにも原稿ににはない内容を一方的に伝えていたことがないかについても、改めて調査していきます。二度とこのようなことを起こさないために、NHKラジオ国際放送の中国語ニュースについては、今月20日から生放送ではなく、事前の収録に切り替えて放送しています。今後、AI音声の活用も併せて検討していきます。短期的な対応だけでなく、制作体制の強化やチェック体制の強化、さらに管理体制の抜本的な見直しを実施し、国際放送に関するガバナンスの強化を行って信頼回復に努めてまいります。NHKの国際放送は、今後も国際番組基準に則って日本の重要な政策および国際問題に対する公的見解、ならびにわが国の世論の動向を正しく伝えていきます」と発表。

重ねて「これらの発言が放送されたことは、NHK国際番組基準に抵触するなど、NHKが放送法で定められた責務を適切に果たせなかったという、極めて深刻な事態であり、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、締めくくった。

21日には中国籍外部スタッフへの対応について、「業務委託契約を結んでいるNHKの関連団体を通じて本人に厳重に抗議するとともに、21日付で本人との契約を解除しました」と報告。

同局は今後、このスタッフに対し損害賠償請求を行い、刑事告訴を検討するという。

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