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「いかレスラー」河崎実監督、叶井俊太郎さんを悼む「破天荒なイメージと違って...真面目で映画を愛する男」

[ 2024年2月17日 21:57 ]

2008年、「ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一髪」の舞台あいさつに登壇した叶井俊太郎プロデューサー(左)と河崎実監督
Photo By スポニチ

漫画家の倉田真由美さんの夫で、映画プロデューサーの叶井俊太郎(かない・しゅんたろう)さんが16日午後11時頃、都内の自宅で死去した。56歳。東京都出身。2022年6月にステージ3の膵臓(すいぞう)がんで「余命半年」の診断を受けたことを、昨年10月に公表。抗がん剤などの標準治療を受けずに、最後まで通常通りに生活を続けることを選択していた。

叶井さんは洋画配給会社「アルバトロス・フィルム」でカルト系映画の宣伝を主に担当。河崎実監督の「いかレスラー」(04年)「日本以外全部沈没」(06年)のプロデュース、宣伝も手掛けた。河崎監督は「真面目で映画を愛する男でした」と人柄をしのび、「彼が病魔におかされながらも配給を決めてくれた製作中の映画が2本あるので全力で取り組み彼に報告したいと思います」と思いを明かした。

河崎監督のコメント全文は以下の通り。

叶井俊太郎が英映画「えびボクサー」が当たっていた頃、私が「いかレスラーってどうよ?」と企画を持ち込んだのが最初の出会いでした。彼は二つ返事でやりましょうと言ってくれて、それから「兜王ビートル」、「コアラ課長」、「日本以外全部沈没」、「ヅラ刑事」、「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発」と二人三脚で映画を作り続けることができました。破天荒なイメージとは違って、毎日朝早く出社してこまめに電話をくれるような真面目で映画を愛する男でした。彼が病魔におかされながらも配給を決めてくれた製作中の映画が2本あるので全力で取り組み彼に報告したいと思います。

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