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藤波辰爾 師匠・猪木さんに"アフリカに置いていかれた"「俺先に帰るからって...生きた心地しなかった」

[ 2022年10月6日 15:14 ]

プロレスラーの藤波辰爾
Photo By スポニチ

プロレスラーの藤波辰爾(68)が6日、TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(月〜木曜後1・00)にゲスト出演。1日に心不全で死去した元プロレスラーで元参院議員のアントニオ猪木さん(享年79)との思い出を語った。

愛弟子として猪木さんを50年近く支えてきた藤波。「僕にとっては猪木さんはもの凄い大きな存在で、猪木さん自身に憧れて。最初はファンで僕のヒーローであって、プロレス始めてからはプロレス人生の道しるべみたいな方」としみじみ話した。

思い出を振り返る中では、猪木さんに「アフリカのサバンナに放置された」ことがあると告白。当時17歳だったといい「猪木さんがプロレスの試合とは別に番組のロケでアフリカのタンザニアに約20日間行くと。僕は付き人ですから付いていって」と説明。「アフリカでスケジュールをこなして、3日、4日残して猪木さんが"俺ちょっと先に帰るから"って。日本から急用の連絡があったんで、先に帰るからお前は後から帰って来いって。世話は段取りして、最後日本に帰れる手立てもしてあるからっていう説明もまったくなかったんですよ」と明かした。

「アフリカのジャングルの中ですからね、テントから朝起きたら動物の色んな声がして、テントの周りをマサイ族がやり持って立ってる。そういう状況ですから、生きた心地しなかったですね」と懐かしそうに振り返った。

その体験が「今ではいい思い出」だという。「自分に対しての大きな自信になった。陰で猪木さんが見守ってくれた上での、僕をアフリカに1人で置いてきたっていう。ただ何も説明しないで言ったら"なんて非情な方なんだ"って思われるでしょうけど」と語っていた。

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