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佐藤二朗、イメージ裏腹のハードボイルドに惹かれる理由「『残念。コメディなら金出すのに』って」

[ 2020年9月23日 15:42 ]

佐藤二朗
Photo By スポニチ

俳優の佐藤二朗(51)が22日深夜放送のフジテレビ「石橋、薪を焚べる」(火曜深夜0・40)に出演。俳優を目指すきっかけになった人物と、意外な野望について話す場面があった。

役者を志すようになった理由を聞かれた佐藤は「一番に思いつくのは、僕の年代とかあるいは上の人はみんな気持ち持ってかれていると思うんですけど、松田優作さんですかね」と回答。

「僕が大学1年か2年の時には亡くなったわけです。その時役者になりたいとは思っていたけど、なれるかどうかも分かんない中で、松田優作さんが亡くなったのはけっこうショックでしたよね」と1989年に亡くなった名優に思いを寄せていた。

その影響もあってか、佐藤は「これ初めて言うんですけど、いずれ僕ハードボイルドを撮りたいんですよ」と意外な野望を語る。佐藤は監督にも挑戦しており、第2作目の「はるヲうるひと」(主演:山田孝之)の公開を控えている。「実際ね、プロデューサーがお金集めする時にいろんなところ回るんですよね。そうすると『山田孝之さん主演、佐藤二朗さん監督?いいね!』って前のめりになるんです。でも二言目には必ず『残念。コメディなら金出すのに』って、みんなに言われて」と資金集めに苦労しているという。

「僕は負を抱えた人間が、負になる障壁をすべて取っ払って成長する話にはあんまり興味がなくて。相変わらず昨日と同じでそこにあるのに、それでも明日を生きようか、と思える人の話がすごく好きで。みなさんにコミカルのイメージを持たれてることはありがたいんですけど、やりたいことをやりたい感じですね」と展望を語っていた。

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