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「麒麟がくる」岡村隆史好演 菊丸は竹千代を守る忍び!正体判明にネット反響 本役・風間俊介登場後も...

[ 2020年3月15日 20:45 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」第9話。岡村隆史演じる菊丸の正体は、竹千代(徳川家康)の実母・於大と、その実兄・水野信元に仕える忍びと判明(C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)の第9話が15日に放送され、お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史(49)が好演している農民・菊丸の正体が、子役の岩田琉聖(9)演じる竹千代(のちの徳川家康)を守る三河の忍びと判明した。初回から登場している菊丸の正体については、その言動から視聴者の間で「ただの農民じゃない」などと考察が展開されてきたが、この日もインターネット上には「いきなり菊丸がカッコいい」「菊丸、ボーッと生きているだけの農民じゃなかった」「菊丸が徳川の忍びとなると、光秀との距離感も面白くなってくる要素」などの書き込みが続出。反響を呼んだ。制作統括の落合将チーフプロデューサーは「家康が本役・風間俊介さんになってからも、陰になり日向になり、家康を全力で守っていきます」と菊丸の活躍を予告した。

俳優の長谷川博己(43)が主演を務める大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

第9話「信長の失敗」の冒頭。今川義元(片岡愛之助)から織田との戦を命じられ、岡崎に戻る途中の竹千代の父・松平広忠(浅利陽介)一行を何者かが襲撃。菊丸は広忠の脇差を持って刈屋城に急ぎ、竹千代の実母・於大(松本若菜)と、その実兄・水野信元(横田栄司)に報告した。

信元「広忠殿を殺めたのは何者じゃ?」

菊丸「恐れながら、織田の手の者ではないかと存じ上げます。織田の息のかかった者が広忠様の側に入り込んでいたことは突き止めてござります。広忠様がお亡くなりになれば、その後をお継ぎになるのは竹千代様。いずれ三河一の大名となるべきお方を織田方が抑えたことになりまする。我らは竹千代様の影となり、命に換えてもお守りいたします」

菊丸は織田に人質に取られている竹千代を命懸けで守ると宣言。その正体が明らかになった。

岡村演じる菊丸はドラマオリジナルのキャラクター。第4話「尾張潜入指令」(2月9日)は主君・斎藤道三(本木雅弘)から天敵・織田信秀(高橋克典)の容態を秘密裏に探るように命じられ、光秀と菊丸は薬草売りの兄弟を装い、尾張潜入に成功。城内で囚(とら)われの身の竹千代と出会い「我を三河の刈谷まで連れていってくれぬか?」と助けを求められる。同じ三河出身の菊丸は「わしは百姓じゃが、同じ三河の者。あのお方の気持ちはよう分かります。三河は今川の駿河と、この尾張に挟まれて、年中、田畑を両方から荒らされて。どちらかの力を借りなければ、やっていけない。そんな国ですから、今は我慢して尾張に頭を下げて、若君を人質に差し出して。悔しいけど、そうやって...」。訥々と語る岡村の演技力が光った。

そして、東庵(堺正章)から信秀の容態を聞き、美濃に帰る道中。2人は信秀の手下に襲われる。山中の戦い。木の間から石を投げ、劣勢の光秀を救う者たちがいた。光秀の「あのつぶてに助けられた。何者だ?私を助けてくれた者がいる。それも1人や2人ではない」に、菊丸は「どうしました?」と言うだけだった。

インターネット上には「もしかして(光秀を救ったのは)菊丸の手下(三河解放同盟の皆さん)かな」「竹千代の境遇に三河を重ねる菊丸...やっぱり、ただの百姓じゃないよね」「菊丸、マジで何者だよ...もう未来の徳川家康と接点を持っちゃったよ...服部半蔵説が濃厚になったわ」などの書き込みが続出。菊丸の正体について、考察が繰り広げられた。

岡村自身も「菊丸は、単純で明るい農民です。息をのむような緊張感のあるシーンが多いですが、菊丸が光秀や駒(門脇麦)と一緒にいるシーンはコミカルなので、菊丸が出てくるとホッと一息つける、そんなキャラクターになれればいいなと思っています。ただ、菊丸にはちょっと謎な部分もある気がして...スタッフさんに聞いてみたのですが、みんな目をそらして誰も教えてくれません(笑)。『歴史の勉強はしなくて大丈夫です』『そのままでいいです』と言われています」と含み。制作統括の落合将チーフプロデューサーも「あと1カ月ぐらいすれば、日本国民全員が分かりますから」と予告し、注目が集まっていた。

落合氏は「菊丸の正体、ついに明かされました!その正体は、竹千代の実母・於大(松本若菜)と、その実兄・水野信元(横田栄司)に仕える忍びです。水野兄妹の命を受け、情勢に翻弄された悲運の少年・松平竹千代に害が及ばぬよう、影で竹千代を守り続けます。その眼の奥には、自らの生まれ故郷・三河へのあくなき愛があります。駿河と尾張の狭間で翻弄される悲しき三河の民を、岡村さんが全身全霊で演じてくれています。家康が本役・風間俊介さんになってからも、陰になり日向になり、家康を全力で守っていきます。正体が明かされた菊丸を今後ともよろしくお願いいたします!」と呼び掛けた。

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