34年前にマイク・タイソン氏に性的暴行されたと主張の女性が訴え取り下げ「手続き上の理由」

[ 2025年3月12日 09:25 ]

プロボクシング元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏(58)に1991年にレイプされたと訴えた女性が、訴訟を取り下げたとAP通信が11日に報じた。

タイソン氏の弁護士ダニエル・ルービン氏が米地方裁判所のミッチェル・カッツ判事へ7日に提出した書簡に、告発者の弁護士から「原告が訴えを取り下げ、自主的に訴訟を中止すると通知があった」と記されていたという。女性側の弁護士ダレン・セールバック氏は11日、手続き上の理由で訴訟は却下されなければならなかったとして、「裁判所が訴訟の答弁書の修正を認めなかったことに非常に失望している。手続き上の理由で依頼人の訴訟が却下されたのは残念だ。我々は事件に関する依頼人の説明を支持し、彼女を100パーセント支持する」と述べた。

女性はニューヨーク州オルバニーのナイトクラブでタイソン氏と出会い、リムジンの中で性的暴行を受けたと主張。それ以来「肉体的、精神的な被害に苦しんでいる」として、23年1月に500万ドル(約6億5000万円)の損害賠償を求めて訴訟を起こした。

タイソン氏は容疑を否定。92年にインディアナ州インディアナポリスで起こした別のレイプ事件では有罪判決を受け、3年間服役していた。

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スポニチアネックス取材班