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野杁正明はまさかのONE2連敗 ダウン奪われ判定負け

[ 2024年12月20日 23:40 ]

ONE Friday Fights 92 ( 2024年12月20日 タイ・バンコク ルンピニースタジアム )

リウ・メイヤン(右)のパンチを浴びる野杁正明(C)ONE Championship
Photo By 提供写真

元K―1・2階級制覇王者・野杁正明(31=team VASILEUS)がキックボクシングのフェザー級(70.3キロ)3分3RでONE移籍後2戦目に臨み、初参戦のリウ・メンヤン(21=中国)に0―3で判定負けした。

6月8日の「ONE167」でのONEデビュー戦では、シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)の巧みな試合運びに0―3で判定負け。「物凄く勝ちに飢えている。もちろん倒すつもりでいるし、KO以外は考えていない」と必勝を期して出陣した。

相手のリウ・メンヤンは1メートル83の長身。上背で野杁を8センチ上回り、1R開始直後から積極的に前に出てきた。プレッシャーを受けた野杁は開始20秒、右ストレートを被弾。バランスを崩して両手をついた。思いがけない早々のダウン。中盤からは接近戦からの膝蹴りなどでボディーを攻めたが、ダウンを奪い返すまでには至らなかった。

2Rも圧力を受け、ロープを背にする場面が多かった。決定的な有効打も浴びせられない。3Rはボディーへのパンチ、膝蹴りがさらにヒットするようになり、野杁のペースとなった。だが、スピンキックがローブローとなって一時中断となった後は、疲労が見えてきた相手にクリンチでしのがれた。最後までダウンを奪えずに試合終了。まさかのONE2連敗となった。

試合前はONEデビュー戦を振り返り「ハングリー精神というか、貪欲さがちょっと欠けていたというか、うまく相手のペースでやられてしまった」と語っていた。だが、ONE2戦目も本来の実力を出し切れずに終わった。

大会をライブ配信したU―NEXTで解説を務めた元K―1プロデューサーの中村拓己氏(43)は「リウ・メイヤンの作戦勝ち。序盤のダウンで自分のゲームにした。(野杁は)相手のペースにはまった試合」と分析した。

ONEデビュー戦に臨んだ初代K―1女子フライ級王者のKANA(32=フリー)は、キックボクシング女子アトム級(52.2キロ)3分3Rで、世界最強の女子キックボクサーの一人であるアニッサ・メクセン(アルジェリア/フランス)と対戦。積極的に前に出たが、ジャブなど細かいパンチを浴び、0―3の判定負けを喫した。

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