井岡との再戦受けたマルティネス ベルト失っても「初戦が気に入ったので」 大みそか登場は「名誉」
[ 2024年11月18日 13:48 ]
プロボクシング WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者 フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)<12回戦>同級6位 井岡一翔(志成) ( 2024年12月31日 東京・大田区総合体育館 )
ボクシングの志成ジムは18日、都内で会見を開き、前WBA世界スーパーフライ級王者で現同級6位の井岡一翔(35=志成)が12月31日に東京・大田区総合体育館で現同級王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)に挑戦すると発表した。
4階級制覇王者の井岡は7月7日に東京・両国国技館で当時IBF同級王者だったマルティネスと2団体王座統一戦を行い、0-3の判定で敗れて王座から陥落。マルティネスは指名試合よりも井岡との再戦を優先して10月29日付でIBF王座を返上しており、井岡はWBA王座のみへ挑戦する形で5カ月ぶりのダイレクトリマッチに臨む。大みそかに試合を行うのは7年連続13度目となる。
リモートで会見に参加したマルティネスは「前回はハードな試合だったが、また日本に戻れて試合できることをうれしく思う」とコメント。今後は米国に渡り、スパーリングなどを積んでいくそうで、再戦へ向けて「少し工夫を加えたい。リズムや頭を使い、もうちょっと注意深くいかないといけないと思う」と話した。
ベルトの1つを放棄してまで井岡との再戦を選んだ理由を問われると、「ダイレクトリマッチをすればベルトを失うことは分かっていた。この試合を受けたのは、人々が(7月の)試合を喜んでくれたから。井岡選手は好戦的で強いパワフルな選手だった。みなさんが試合を気に入ってくださったように、自分も気に入っていたので試合を受けた」と説明した。「日本には大みそかにボクシングという長い歴史がある。そこでアルゼンチン選手が戦うということは大変名誉に思う」と付け加えた。
興行のもようはABEMAで無料独占生配信される。
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