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プロボクシング元世界王者の矢吹正道が10・12地元愛知で世界再挑戦「KO決着になる」

[ 2024年8月23日 13:48 ]

世界再挑戦が決まった矢吹正道
Photo By スポニチ

プロボクシング元WBC世界ライトフライ級王者でIBF世界同級2位の矢吹正道(32=LUSH緑)が23日、大阪市内で会見し、10月12日に愛知県国際展示場で行われるIBF同級タイトルマッチで王者シベナティ・ノンシンガ(25=南アフリカ)×ばつLUSHBOMU vol.2」のメインイベントとして開催される。

矢吹は「やっと決まったかという感じ」と再び世界戦のリングに上がる喜びをにじませた。21年9月に世界初挑戦でWBC同級王者の寺地拳四朗に10回TKO勝ち、世界王座を獲得した。22年3月に寺地との再戦は3回KOで敗れて初防衛に失敗。22年9月に再起し、23年1月にIBF同級2位決定戦を制し、世界再挑戦の機会を待っていた。しかし23年5月のスパーリング中に左アキレス腱を断裂。一時は「引退を考えた」ものの、弟の力石政法をはじめ周囲から励まされ、世界王座へ返り咲きを目指すと決意。今年3月に復帰戦を4回TKOで快勝した。

王者ノンシンガは戦績13勝(10KO)1敗。2度目の防衛に失敗後、ダイレクトリマッチで王座に返り咲いた右ボクサーファイターだ。この日はビデオメッセージを寄せ「日本で試合をする素晴らしいチャンスをもらった。技術とスピードを見せたい。矢吹はいい選手だが、勝つ自信はある」などと語った。

矢吹は王者の印象について「ディフェンスがうまい、カウンターパンチャー。スピードもある。けっこう強い」などと語った上で「今で(自身の)勝率は5割ぐらいかな。試合までにもう少し上げたい」と意気込んだ。さらに試合展開について「お互いにKOを狙う試合をすると思う。KO決着になる」とスリリングな試合を約束した。

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