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日本ハム ドラ3浅利が新人プルペン一番乗り!ドラ6山城とのジャンケン制し、圧巻20球

[ 2025年1月17日 06:00 ]

ブルペンで投球練習する日本ハム・浅利(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

日本ハムのドラフト3位の最速154キロ右腕・浅利太門投手(明大、22)が、大器の予感を漂わせた。16日、千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレで新人一番乗りとなるブルペン入り。捕手を立たせた状態で20球、浮き上がるような直球を投げ込んだ。常時クイックモーションで投じるなど、無駄のない投球フォームで完成度も高く、周囲も即戦力として期待を寄せた。

屋外でキャッチボールを終えた浅利、山城の大卒コンビがブルペンへ向かった。しかし、空いていたブルペン捕手は一人のみ。新人一番乗りとなるブルペン入りを懸けたジャンケンを制した浅利は、悔しそうな表情を浮かべる山城の前で快速球を披露した。

「山城も肩が冷める前に投げたかったのかな。順調かなという感じです」

立ち投げの20球にロマンがあふれていた。浅利は「7〜8割くらい。腕が振られるくらいの感覚で」という力感ながら、MAX2650回転を誇るスピンの利いた球筋を披露。受けた新任の藤村翔ブルペン捕手も「ベース板が強い。他の投手よりホップするので、慣れるまでの5、6球は手が痛かった」と威力を証言した。

完成度の高さも見せた。大学4年春の途中から常時クイックモーションで投げるようにしたと言い、無駄な動きがない分、出力が高い割にボールのばらつきも少ない。この日にブルペンを視察したスカウト、スタッフ陣が「浅利は良いよ」と口をそろえた。

大学時代は救援での登板が多かったが、球団では可能性を広げるため、先発にも挑戦させていく方針だ。本人も先発挑戦に意欲は十分で「まずは自分が活躍できる場所で活躍できれば」。近年の大卒投手では北山、金村、細野に続く即戦力として、早期の1軍デビューに期待を寄せている。(清藤 駿太)

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