[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

ベストナインも!巨人・菅野&ソフトバンク・有原がダブル受賞 バッテリー賞に続く栄冠

[ 2024年11月26日 05:30 ]

バッテリー賞授賞式のトークショーで笑顔の菅野(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

セ、パ両リーグのベストナインが25日に発表され、パはリーグ覇者のソフトバンクから有原航平投手(32)ら12球団最多で球団史上最多となる6人が選ばれた。セは優勝した巨人から最多勝の菅野智之投手(35)ら3人、3位から26年ぶりに日本一に輝いたDeNAでは山本祐大捕手(26)が初選出となった。またスポーツニッポン新聞社が制定する「2024年度 プロ野球最優秀バッテリー賞」の表彰式が都内のホテルで開かれ、セ・リーグは巨人の菅野―小林誠司捕手(35)、パ・リーグはソフトバンクの有原―甲斐拓也捕手(32)が受賞した。

≪巨人・岡本、吉川も≫4年ぶりのリーグ優勝を果たした巨人はリーグ最多3選手が選出された。菅野は4年ぶり5度目。2リーグ制以降のベストナインの個人最多受賞は野村克也(南海)の19度だが、投手では稲尾和久(西鉄)、山田久志(阪急)、斎藤雅樹(巨)に並ぶ最多タイとなった。「これからもファンの皆さまに多くの喜び、感動を与えられるように精進します」とコメントした。一塁手として初受賞の岡本和は「支えていただいた皆さんのおかげ」、初受賞の吉川も「攻守で評価していただき、光栄です」と感謝した。

≪DeNA・山本初選出≫DeNA・山本は、ゴールデングラブ賞と同じく初受賞。「うれしい気持ちでいっぱい。来季は1年間フル稼働してタイトルを獲りたいと思います」と声を弾ませた。正捕手として台頭し自己最多108試合に出場。打率・291、5本塁打、37打点で26年ぶり日本一のチームからただ一人選出された。ただ、9月15日の広島戦で死球を受け右尺骨を骨折。ポストシーズンの出場はなく、悔しさもにじませていた。

≪村上らヤクルトから3人≫ヤクルトからは3人が選出された。三塁手は33本塁打、86打点で2冠の村上が2年ぶり3度目(20年は一塁手で受賞)の受賞となり「大変光栄。来年もベストを尽くします」とコメントした。遊撃手は163安打で最多安打のタイトルを獲得した長岡が初選出され「この賞に恥じないプレーをして、連続して獲得できるように頑張ります」と喜んだ。外野手ではサンタナが初受賞した。

≪楽天・辰己&小深田が初≫楽天の辰己、小深田がいずれも初のベストナインに輝いた。ともにゴールデングラブ賞とそろっての受賞。リーグ最多158安打を放ち、外野手トップの240票を集めた辰己は「頑張ったからといって獲れるタイトルではないので、特別な気持ち。浮かれることなく精進していきます」と殊勝なコメント。二塁手で155票の小深田は「来年も、もっといい成績を残して、また選んでもらえるように」と語った。

≪西武2年連続受賞者0人≫ソフトバンクは両リーグ最多の6人が受賞。チームでは南海時代の51〜53、55年と05年の5人を上回る球団最多人数となった。山川の一塁手での受賞はソフトバンクでは11年小久保以来13年ぶりだ。また、岡本和(巨)は巨人の一塁手では川上哲治、王貞治に次ぐ45年ぶり3人目の受賞となった。なお、西武は昨年に続き受賞者0人。チームで2年以上連続で0人は西鉄時代の67〜71年の5年連続以来53年ぶりだ。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年11月26日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /