コロナ禍により都市緑地への来訪者数に変化
1. モバイル機器等による位置情報を活用し、農業・農村等への来訪者を分析することが注目されています。農林水産政策研究所では、(株)NTTドコモが提供しているモバイル空間統計データにより、2019年9月から2020年8月にかけて、神戸市内にある6つの都市緑地の来訪者数を分析し、通常時(2019年9月〜2020年2月)とコロナ期(2020年3月〜2020年8月)の来訪者数の比較を行いました。
2. その結果、コロナ禍によって大きく来訪者数を減らした都市緑地と、そうでない都市緑地があることが分かりました(図1)。
3. 六甲山カンツリーハウスのようなレジャー要素の強い都市緑地は、コロナ期に来訪者数を減らしました。しかし、レジャー要素が弱く「密」を避けられると判断された森林植物園やあいな里山公園などは、コロナ期にかえって来訪者数を増やすという結果になりました(表1)。これらのことから、コロナ禍により都市緑地来訪者の嗜好に変化が生じ、これまでと異なる都市緑地の選択基準ができたものと推察されます。
2019年9月から2020年8月にかけての来訪者数(前年同月比)の推移
(前年同月比の平均) コロナ期における来訪者数の変化
(前年同月比の平均)
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