近年の国産ホタテガイの輸出動向
国産ホタテガイは世界各国に輸出され、農林水産物の品目別輸出金額の第1位(2019年:生鮮・冷蔵・冷凍84千トン、447億円、調整食料品12.8千トン、156億円)
近年、中国へのホタテガイの輸出が急増(世界シェア:輸出量約6〜8割、輸出金額4〜5割)。輸出品の大半は殻付きの冷凍品。国産ホタテガイと同種の蝦夷扇貝の生産量の減少による。一方、EU諸国を含め他国への輸出品の主体は冷凍貝柱で、輸出量や輸出金額はほぼ横ばい。また、韓国等には、冷凍貝柱のほか、生鮮(活)や干し貝柱等の輸出が好調。
殻付きの冷凍品の輸出拡大は、相手国の需給状況に国内の需給や小売価格が左右されること等から、国内で一次加工を行った冷凍貝柱等の輸出の振興が望まれるが、そのためには、相手国が求めるHACCP等の衛生管理の一層の取組強化や、一次加工の機械化の促進等によるコスト削減が必要。
世界への輸出量(生鮮・冷蔵・冷凍)と中国における蝦夷扇貝の生産量
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