6次産業化の成功の鍵は低コスト生産を加味した付加価値の増加
「6次産業化認定事業者」のフォローアップ調査に基づき、6次産業化割合※(注記)1と付加価値率の関係から、6次産業化の成功要因について分析しました。
その結果、「優良事業体」※(注記)2では、「6次産業化割合」の増加が「付加価値率」の増加に結びついており、営業利益がプラス、減価償却費、人件費がマイナスであるのに対し、「その他事業体」※(注記)3では、これと逆の動きとなっています。
6次産業化の取組においては、付加価値の構成要素である人件費、減価償却費、営業利益のバランスを考えて、低コスト生産の視点を加味した付加価値形成が可能となる事業活動を行うことが重要であることがわかりました。
※(注記)1
6次産業化割合:6次産業化対象農産物の売上高/経営全体の売上高
※(注記)2
優良事業体:フォローアップ調査の項目のうち、(1)6次産業化対象農産物の売上高、(2)経営全体の売上高、(3)営業利益、(4)経常利益のいずれの指標においても増加しているものをいう。
※(注記)3
その他事業体:「優良事業体」以外のものをいう。
6次産業化割合が増加している事業体の特徴と付加価値率の増減要因
「優良事業体」と「その他事業体」の付加価値率の増減
「優良事業体」と「その他事業体」の付加価値率の増減
付加価値率の増減に対する寄与度
付加価値率の増減に対する寄与度
※(注記)農林水産省「「6 次産業化認定事業者」のフォローアップ調査」の分析結果
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