保護政策が不安定に展開するタイのコメ政策
世界最大級のコメ輸出国であるタイでは、コメの生産・輸出への政府の介入は、あくまで限定されたものでした。しかし2001年に登場したタクシン政権は、価格支持政策(担保融資制度注)を拡大し、大規模な農業保護政策を実施しました。
その後、タクシン元首相を支持するグループと反タクシン派による政治対立が激化し、政権の交代が相次いでいます。そして、農業保護政策は、タクシン派の政権下(表中の赤塗りの政権)で拡大し、反タクシン派の政権下で縮小するという過程を繰り返しました。現在のプラユット政権は、前政権が復活させた担保融資制度を一旦は廃止しました。しかしその後、新たな価格支持制度を導入するなど、農業保護へのゆり戻しと見られる動きも生じています。
タイのコメ政策の展開
この成果の詳細については、農林水産政策研究所Web サイトをご覧ください(以下参照)。
- 平成28年度カントリーレポート
プロジェクト研究[主要国横断・総合]研究資料 第3号(2017年3月)
https://www.maff.go.jp/primaff/kanko/project/attach/pdf/170900_28cr03_01.pdf
PDF版ダウンロード(PDF : 446KB)
お問合せ先
企画広報室広報資料課
ダイヤルイン:03-6737-9012
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。