ランピースキン病について
ランピースキン病について
令和6年11月19日 公表
国内のランピースキン病の発生に関する情報
ランピースキン病はランピースキン病ウイルスによって引き起こされる牛や水牛の病気です。 令和6年11月6日以降、福岡県、熊本県の農場で本病の発生が確認されています。
農林水産省によれば、ランピースキン病にかかった牛の肉や乳が市場に出回ることはありません。
国際獣疫事務局(WOAH)によれば、ランピースキン病は、牛や水牛の病気であり、人には伝播しないとされています。
また、ランピースキン病が国内で発生した際に、ランピースキン病生ワクチンを国や都道府県が緊急的に使用する可能性があることから、農林水産省は令和6年1月、ランピースキン病生ワクチン(Bovilis Lumpyvax-E)を接種した牛に由来する食品の安全性について評価要請を行いました。食品安全委員会は令和6年3月、ランピースキン病生ワクチン(Bovilis Lumpyvax-E)を接種した牛に由来する食品を通じて人の健康に影響を与える可能性は無視できる程度と考える旨の食品健康影響評価の結果を報告しています。
(参考)
・ウイルスにはそれぞれ感染しやすい動物があります。インフルエンザウイルスのように、もともと幅広い動物種に感染しやすい性質を持っているウイルスもありますが、ランピースキン病ウイルスは、高い宿主特異性があり、牛や水牛に感染するウイルスとされています。