×ばつ組織の未来
新しいワークOSが個人の能力を100%引き出す
- 紙版
- 電子版
×ばつ組織の未来
新しいワークOSが個人の能力を100%引き出す
書籍情報
- 紙版
- 電子版
- ラヴィン・ジェスターサン/ジョン・W・ブードロー 著/マーサージャパン 監訳
- 定価:2420円(本体2200円+税10%)
- 発行年月:2023年03月
- 判型/造本:46上
- 頁数:336
- ISBN:9784478117385
内容紹介
経済もテクノロジーも個人の価値観も変わるなか、持続的成長のために必要な人材を企業はどうすれば確保し、育成し、活用することができるのか。人材マネジメントの分野で世界的に注目される2人の著者が、これからの企業に求められる新しいHRの戦略と行動を詳細に論じた。
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目次
はじめに ── 新しい仕事の世界を開こう
Introduction
新しいワーク・オペレーティングシステム
仕事の脱構築と再構築
ワーク・オペレーティングシステムとは何か
最適な仕事を実現するための発想
柔軟な雇用に向けて ── 可能性と問題点
「未来はまだら模様でやってくる」
自動化についての間違った思い込み
増えていく新しい就労形態
伝統的なワークOSの弊害
新しいワークOSの4原則
アジャイルな組織をめざす改革
仕事の脱構築の歴史
あらゆる組織形態に必要な新しいワークOS
Chapter1
新しい仕事観と人間観
「職務と人」から「タスクと能力」へ
新しいワークOS導入のトリガーポイント
仕事を分解するための基本的な問い
パフォーマンス向上がもたらす価値
スピード、効率、正確性の向上 ── 小売配送センターのケース
仕事のペルソナ分析 ── ジェネンテックのケース
新しいワークOSの導入は概念実証から
この章のまとめ
Chapter2
ワーク・オートメーション
人と機械の最適なマッチングを実現する
機械と人間
3種類の自動化
商品配送センターにおける作業の自動化
自動化からではなく、仕事の分析から始める
DHLの自動化方式
どの自動化戦略を選ぶべきか
知識労働への適用 ── 人材採用担当業務のケース
この章のまとめ
Chapter3
自由で創造的な働き方
フルタイム雇用からオルタナティブな就労形態へ
コロナ危機で立ち上がった企業
オルタナティブな就労形態
人事の慣行とプロセスを変える
オルタナティブな就労形態 ── 小売企業の流通センターのケース
コロナ危機に対応した小売企業
グローバル保険会社のHR改革
雇用と賃金を超える報酬
この章のまとめ
Chapter4
新しいキャリア開発の視点
学歴と職歴からスキルと能力へ
学歴・学位で能力を語る時代は終わった
累積可能な資格証明
スキルや能力を語る共通言語
スキルとタスクのマッチング ── 大手小売企業のケース
多様な就労形態とキャリア
AIを活用してスキルの活用を進める
この章のまとめ
Chapter5
仕事の解体と再構築をつづける
プロセス・文化・人材・構造・テクノロジー
快適さと煩わしさ
新しいワークOSを持続させるための5つの要素
ワークOSを更新しつづけるための作業
ギグワーカーのインクルージョンと福利厚生
人間中心の働き方改革 ── グローバル製薬企業のケース
「仕事の総コスト」を計算する
この章のまとめ
Chapter6
新しいOSの問題点と解決策
経営とリーダーに求められること
新しい働き方に対する疑問
ワークデザインの改革は機敏に
HR部門が主導するワークデザイン改革
コンサルティング・ファーム・モデル
仕事の民主化をめざす
新しいリーダーシップの定義 ── ユニリーバのケース
良い仕事とは何か? ── 管理から仕事づくりと交渉へ
リーダーシップの変化 ── 権限から影響力へ
基礎となる柱 ── 目的志向の仕事
この章のまとめ
Chapter7
プラットフォーム・ワーカーを守る
報酬・社会保障・能力開発・交渉力
公共政策と新しい働き方のOS
世界経済の変化とプラットフォーム・ワーク
プラットフォーム・ワークの社会的課題
伝統的雇用を超える労働「文化」と「エンゲージメント」
プラットフォーム・ワーカーのネットワーク化
仕事の世界の共通言語
すべての労働者が守られる保険医療制度
ユニバーサル・ベーシック・インカムをめぐる議論
プラットフォーム・ワークと労働組合
プラットフォーム・ワーカーを支える教育の脱構築
「人生100年時代」のライフシフト
Chapter8
組織はこうして生まれ変わる
危機的環境変化に対応する仕組み
新しいワークOS導入のステップ
生まれ変わった病院 ── プロビデンスのケース
人間と機械 ── 「思いやりとイノベーションの交差点」
組織や資格の壁を越える緊急時の人材確保
おわりに ── 仕事の未来に向かって
謝辞
監訳者あとがき ── 人材の最適活用の新潮流
原注
著者
ラヴィン・ジェスターサン(Ravin Jesuthasan)
マーサーのトランスフォーメーション・サービス事業のグローバルリーダー。未来の仕事とワークフォース・トランスフォーメーションに関する世界的なオピニオンリーダー、フューチャリスト、著者として知られる。世界経済フォーラムで、仕事の変革とグローバル人材に関する画期的な研究「HR4.0:第4次産業革命における人材マネジメント」(HR4.0)をはじめ、数多くの研究プロジェクトを主導。PBSのドキュメンタリーシリーズ「仕事の未来」(Future of Work)のアドバイザー。本書以外の著書にReinventing Jobs(『仕事の再構築』)、Lead the Work(『仕事の再定義』)がある(いずれもジョン・W・ブードローとの共著)。
ジョン・W・ブードロー(John W. Boudreau)
南カリフォルニア大学マーシャル・スクール・オブ・ビジネス(MBA)名誉教授(経営・組織学)。同大学Center for Effective Organizationsリサーチ・ディレクター。組織を持続的成長軌道に乗せるための人材の活用と開発、HR戦略、人事情報システムなどを研究。スタートアップからグローバル企業、政府機関、非営利団体まで、多くの組織のアドバイザーを務めている。全米HRアカデミー理事、国境なき医師団資源計画委員、企業生産性研究所理事としても活動。
マーサージャパン
組織・人事、福利厚生、年金、資産運用分野を専門とするグローバル・コンサルティング・ファーム。全世界約25,000名のスタッフが43カ国をベースに、130カ国でクライアント企業と共に多様な課題に取り組み、最適なソリューションを総合的に提供している。マーシュ・マクレナン(NYSE: MMC)グループの一員として、日本においては40年以上の豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かし、あらゆる業種の企業・公共団体に対しビジネスを展開。組織変革・人事制度・福利厚生・退職給付制度の構築、M&Aアドバイザリー・サービス、グローバル人材マネジメント基盤構築、給与データサービス、年金数理、資産運用に関するサポートなど、「人・組織」 を基盤としたコンサルテーションを行っている。
監訳者
松見純子(まつみ・じゅんこ)
マーサージャパン 組織・人事変革コンサルティング部門プリンシパル。日系・外資系企業の組織・人事戦略策定、グローバルガバナンス、役員報酬、リーダーシップ開発、従業員エンゲージメント、組織開発等、幅広い領域でのプロジェクトを多数リード。Mercer "Global Talent Trends", "When Women Thrive, Business Thrive", "Performance Transformation in the Future of Work" 執筆にも参画。ロンドン・ビジネス・スクール修了(MSc)。
塩澤美緒(しおざわ・みお)
マーサージャパン 組織・人事変革コンサルティング部門アソシエイト・コンサルタント。総合商社を経て現職。日系・外資系大手企業に対する組織・人事戦略策定、人事制度設計・導入支援、役員報酬設計、グローバル人事戦略・共通人事制度設計、組織開発等、多岐にわたるプロジェクトに従事。一橋大学法学部卒業。
逸見勇貴(へんみ・ゆうき)
マーサージャパン 組織・人事変革コンサルティング部門アソシエイト・コンサルタント。生命保険会社を経て現職。人事制度設計、海外子会社の役員報酬ガイドライン策定支援などのプロジェクトに従事。特に、日系大手企業の海外子会社のガバナンス体制の構築および組織設計分野を中心とした知見を有する。慶應義塾大学経済学部卒業。
監訳協力者
山内博雄
ヘレラ純代
天野絵里
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