テオスカー・ヘルナンデス、大谷翔平らへの"ヒマワリの種"シャワーは事前に許可を取っていた「一応、試合の前に...」【ドジャースの同僚たち】
2024年5月30日 15時00分
大谷にヒマワリの種を投げるテオスカー・ヘルナンデス(AP)
大谷にヒマワリの種を投げるテオスカー・ヘルナンデス(AP)
AKI猪瀬コラム「MLBへの扉」〜大谷翔平の同僚たち〜
大谷同様、2023年オフにマリナーズからFAでドジャースに移籍したのが、テオスカー・ヘルナンデス外野手(31)です。
ブルージェイズに在籍していた21年にオールスターに初選出され、20年、21年に2年連続シルバースラッガー賞を受賞。4年連続25本塁打以上を記録している選手は、ヘルナンデスを含めてMLB全体で12選手のみ(短縮シーズンの20年は除く)です。
実績十分のヘルナンデスは、中長期の複数年契約を求めてFA市場に出ましたが、自身が希望する条件を提示してくるチームは、一向に現れませんでした。そこでヘルナンデスは自身が求める条件を再考。中長期の契約を求めない意向がFA市場に伝わると、レッドソックスから2年契約の提示を受け、エンゼルスも獲得に動くなど、複数球団がヘルナンデス獲得に動きだしました。
そんな中、ヘルナンデスはドジャースと1年2350万ドルで契約。「今回のFAでは、ポストシーズンに出場できる競争力があるチームであり、自分自身が選手として成長できるチームに加入したかった。なのでドジャースと契約することは、難しい決断ではなかった」と語り、こう続けました。「ムーキー(ベッツ)、フリーマン、大谷といった選手がいるから、彼らから多くの事を学ぶことができる」。
明るいキャラクターで新天地でもすぐにチームに溶け込み、ドジャースの選手が本塁打を打った後にダッグアウト前でヒマワリの種を浴びるパフォーマンスは、ヘルナンデスが始めたものです。
「サンフラワー・シーズ・シャワーは、僕がトロント時代に始めたパフォーマンスなんだ。大谷もそうだけど、一応、試合の前に選手本人に、サンフラワーを投げて良いか、聞いている。もちろん、全員がOKしてくれている」
加入1年目でフィールド内外で欠かすことのできないピースになりつつあるヘルナンデスは、来季以降もドジャースでのプレーを望んでいると言われています。FA市場では、本人が望む契約を手にすることはできませんでしたが、今後のプレーによっては、本人が望むドジャースから契約延長のオファーが舞い込むかもしれません。
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