家庭における地震時等の停電対策について
停電は地震、水害や豪雪などの自然災害や様々な原因による事故によって、全国各地で一年中発生する可能性があります。
しかし、防災世論調査に対し、地震が夜間に発生し、停電となった場合に備え、照明確保のために停電時に作動する足元灯や懐中電灯などを準備していると回答した世帯は 約43%と、半数に満たない状態です。
全国どこで発生するか分からない地震、それに伴う停電の中で身を守るため、停電対策に取り組みましょう!
(参考)その他、停電した自宅で過ごすための対策の例
上に掲載しているパンフレットや動画においては、地震直後から必要となる備えを中心に取り上げています。しかし、それ以外にも、家屋に危険な損壊等が発生していない場合に、停電していても過ごせるための備えも重要です。
家庭において防災のための備えを行う上で、停電の観点からは、以下のような点にも留意しましょう。
なお、停電したままであっても自宅で過ごせるようにするため、火気の使用を想定しなければならない場合も考えられます。
そのような場合に備え、余震による火元(暖房、調理、照明等に用いる器具)の転倒などによる火災の危険を防止するため、転倒時に燃焼を止める機能や、落下物への引火を防げる構造などを日頃から意識して、慎重に選択しましょう。
また、火気を使用する際は、周辺の可燃物が余震等により火の上に転倒・落下しないように注意が必要です。
- 冷蔵庫や電子レンジなどの家電製品の使えない状況を想定して調理手段などを備える。
- エアコンなどの冷暖房器具が使えない状態でも、暖(涼)をとる手段を備える。
- 電力供給を必要とする家庭用医療機器などを使用している場合には、予備バッテリーや代替手段を備える。
- 停電による給水ポンプの停止などによる断水に備える。