インデックス |
1.南海トラフ地震とは? 2.時間差で巨大地震が発生するかも 3.南海トラフ地震臨時情報とは? 4.南海トラフ地震臨時情報が発表されたら何をすればいいの? 5.事前避難は何をすればいいの? 6.地震が発生したらすぐに避難するための備えとは? 7.南海トラフ地震臨時情報はどのように伝えられるの? |
2.時間差で巨大地震が発生するかも
南海トラフ沿いでは、1854年の安政東海地震・安政南海地震が約32時間の間隔を置いて発生した事例や、1944年の昭和東南海地震・1946年の昭和南海地震が約2年間の間隔を置いて発生した事例など、時間差で巨大地震が発生した事例が知られています。南海トラフ沿いの8事例の大規模地震のうち、少なくとも5事例は東側・西側の両領域がほぼ同時若しくは時間差をもって破壊しています。
世界の事例を見ると、マグニチュード8以上の地震が発生した後に、隣接する領域(震源から50km以上500km以内)でマグニチュード8クラス以上の地震が発生した事例は、103事例中、7日以内に7事例、3年以内に17事例が知られています。
今後も同様の事象が発生する可能性があるため、南海トラフ沿いで一度地震が発生した場合には注意が必要です。