インデックス |
1.南海トラフ地震とは? 2.時間差で巨大地震が発生するかも 3.南海トラフ地震臨時情報とは? 4.南海トラフ地震臨時情報が発表されたら何をすればいいの? 5.事前避難は何をすればいいの? 6.地震が発生したらすぐに避難するための備えとは? 7.南海トラフ地震臨時情報はどのように伝えられるの? |
1.南海トラフ地震とは?
南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として過去に大きな被害をもたらしてきた大規模地震です。過去の事例を見てみると、これまで100〜150年の周期で大規模な地震が発生しており、1707年の宝永地震のように駿河湾から四国沖の広い領域で同時に地震が発生したり、マグニチュード8クラスの大規模地震が隣接する領域で時間差をおいて発生したりするなど、その発生過程に多様性があることがわかります。地震調査研究推進本部の長期評価によると、マグニチュード8〜9クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は70〜80%(令和4年1月1日現在)とされています。
このような中、南海トラフ沿いの地域では、東北地方太平洋沖地震を教訓に、最大クラスの巨大な地震・津波を想定し、突発的な地震発生に備えた事前対策から事後対応、復旧・復興まで、地震対策の取組が総合的に進められています。
国の被害想定(平成24年8月29日公表)では、津波による死者が最大で22万4千人と甚大な被害が想定されているところですが、地震直後に避難を開始する住民の割合が高くなり、さらに津波情報の伝達や避難の呼びかけがより効果的に行われた場合には、想定に比べて約8割の被害軽減効果が推計されています。
一人一人が迅速かつ主体的に避難行動が取れるよう日頃から備えましょう。
詳しくは⇒気象庁 南海トラフ地震について