社会貢献・社会実装
Science Tokyoでは、産業界との強い結びつきと、質の高い教育・研究・臨床のアセットを最大限活用した産学連携・オープンイノベーション活動を推進しています。豊富に取り揃えた産学連携メニューから、数多くの研究成果が社会実装されています。
活動紹介
活動事例:スーパーボンド(4-META/MMA-TBBレジン)
歯科治療を一変させた医科歯科大と東工大の接着技術
歯学の発展には理工学の素養が欠かせないと考えた増原英一は、1941年に後の東京医科歯科大学 歯学部である東京高等歯科医学校から、東京工業大学 電気化学科へ入学し卒業しました。母校に戻り、歯と接着しないことが欠点の詰物を改良すべく研究を進めていたところ、東京工業大学出身の中林宣夫が加わり、高分子材料であるスーパーボンドを発明、虫歯治療を一変させました。
活動事例:リバーフィールド 株式会社
空気圧を用いた手術支援ロボット
東京工業大学での研究開発と東京医科歯科大学の外科技術を元に起業された、両大学発ベンチャー企業でもあるリバーフィールド株式会社の手術支援ロボットは社会実装された成果のひとつです。空気圧制御による、しなやかで安全性の高いソフトロボットは、今後遠隔手術も可能にするかもしれません。
活動事例:つばめBHB株式会社
オンサイトアンモニア生産システム
本学発ベンチャー企業のつばめBHB株式会社では、低温·低圧条件下で高効率のアンモニアを合成できる「エレクトライド触媒」のコア技術を用いた小規模分散型アンモニア生成プラントの実用化によって、アンモニア産業のサプライチェーンイノベーションの創出を目指します。
活動事例:ヘルスケアサービス 「NEC カラダケア」の実証事業
「身体」「栄養」「心」といった健康に必要な要素に対して、専門性が高いケアを継続的に提供することで、利用者一人ひとりが健康に、心地よく生活していくことを目指し、まず「身体」のケアを支援する「フィジカルケア」のサービスを開始します。将来的には、「フィジカルケア」のサービスで得た知見データや、「身体」「栄養」「心」に関する日常の生活・行動データを、NECのAIをはじめとする先進技術とScience Tokyoの医学的知見を組み合わせて分析・活用し、総合的に日常生活を支援するヘルスケアサービスを提供します。