このウェブサイトではJavaScriptおよびスタイルシートを使用しております。正常に表示させるためにはJavaScriptを有効にしてください。ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した過去のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。

ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した2021年9月22日時点のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。収集時のURLは http(s)://www.jpgu.org/nishidaprize/nishidaprize-379 ですが、このURLは既に存在しない場合や異なるサイトになっている場合があります。

(注記)このページの著作権について

ヘルプ


保存日:

ヘルプ


保存日:

ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した2021年9月22日時点のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。収集時のURLは http(s)://www.jpgu.org/nishidaprize/nishidaprize-379 ですが、このURLは既に存在しない場合や異なるサイトになっている場合があります。

(注記)このページの著作権について

Japan Geoscience Union

西田賞

HOME > 西田賞 > 三好 由純(Yoshizumi Miyoshi)

三好 由純(Yoshizumi Miyoshi)

・受賞理由/Commendation

衛星観測データに基づく放射線帯電子フラックス変動の研究

Study on flux variation of radiation belt electrons based on spacecraft observation

・主な業績 Major achievements (in Japanese)

三好氏は人工衛星のデータ解析と数値シミュレーションの組み合わせに基づく包括的な研究を進め、プラズマ波動による非断熱加速過程が放射線帯外帯の相対論的電子加速に有効に働いていることを明らかにした。この研究から「エネルギー階層間結合」という概念を打ち出したが、この考え方は内部磁気圏や放射線帯の変動現象を理解する際のキーとなるコンセプトとなっている。第23太陽活動周期の-100 nT以下のすべての磁気嵐をCME(コロナ質量放出)起源、CIR(共回転相互作用領域)起源に分類しながら、磁気嵐時の放射線帯外帯の応答を調べ、静止軌道等に近い外帯のフラックス増加に有効に働くのはCIR起源の磁気嵐であり、CME起源の磁気嵐はスロット領域の増加に効果的であることを初めて明らかにした。また、プラズマ波動粒子相互作用の観測的・理論的研究から、プロトン・オーロラ現象に関わるプラズマ波動と高エネルギー粒子の降込みモデルについて観測的な検証を行った。三好氏は、これら新しい発想による優れた研究成果を多くの学術論文として発表しており、きわめて高い国際的評価を受けている。

・推薦者/Nominator

森岡 昭 (Akira Morioka)

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /