このウェブサイトではJavaScriptおよびスタイルシートを使用しております。正常に表示させるためにはJavaScriptを有効にしてください。ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した過去のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。

ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した2021年9月22日時点のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。収集時のURLは http(s)://www.jpgu.org/nishidaprize/nishidaprize-327 ですが、このURLは既に存在しない場合や異なるサイトになっている場合があります。

(注記)このページの著作権について

ヘルプ


保存日:

ヘルプ


保存日:

ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した2021年9月22日時点のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。収集時のURLは http(s)://www.jpgu.org/nishidaprize/nishidaprize-327 ですが、このURLは既に存在しない場合や異なるサイトになっている場合があります。

(注記)このページの著作権について

Japan Geoscience Union

西田賞

HOME > 西田賞 > 土屋卓久(Taku Tsuchiya)

土屋卓久(Taku Tsuchiya)

・受賞理由/Commendation

第一原理計算による地球深部ダイナミクスの研究

Geodynamic researches based on first principles calculations

・主要論文 / A list of five major papers

Tsuchiya, T., First-principles prediction of the P-V-T equation of state of gold and the 660-km discontinuity in Earth’s mantle, J. Geophys. Res. 108, 2462, 2003.

Tsuchiya,T., J. Tsuchiya, K. Umemoto and R. M. Wentzcovitch, Phase transition in MgSiO3 perovskite in the Earth’s lower mantle. Earth Planet. Sci. Lett. 224, 241-248, 2004.

Tsuchiya, T., R. M. Wentzcovitch, C. R. S. da Silva and S. de Gironcoli, Spin transition in magnesiowüstite in Earth’s lower mantle. Phys. Rev. Lett. 96, 198501, 2006.

Dekura, H., T. Tsuchiya, and J. Tsuchiya, Ab initio lattice thermal conductivity of MgSiO3 perovskite as found in Earth’s lower mantle. Phys. Rev. Lett. 110, 025904, 2013.

Wang, X., T. Tsuchiya, and A. Hase, Computational support for a pyrolitic lower mantle containing ferric iron. Nature Geosci. 8, 556-559, 2015.

・主な業績 Major achievements (in Japanese)

土屋氏は、確固とした物理学の基礎に基づき、第一原理電子状態計算の原理的な部分まで立ち入ることによって計算手法やプログラムの開発を行いながら地球科学の第一線級の問題に取り組んできた。土屋氏の研究対象は多岐にわたるが、高圧実験の基礎となる圧力標準物質の状態方程式の確立、高温高圧下における鉱物の弾性特性の予測と地震波速度データの直接的・定量的解釈、MgSiO3ポストペロブスカイト構造と物性の解明に関する研究は特にインパクトが大きい。研究対象は地球にとどまらず、テラパスカルを超える圧力領域まで計算範囲を拡張し、巨大惑星の内部構造に関する研究も行い、惑星科学との連携も進めた。土屋氏の革新的な研究成果は従来の高圧地球科学、グローバル地震学、地球化学などの固体地球科学における広範な分野に多大な影響を与えており、多方面の研究者との共同研究が展開されている。地球深部科学を国際的に牽引する力量あふれる研究者である。

・推薦者/Nominator

入舩徹男 (Tesuo Irifune)

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /