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Japan Geoscience Union

西田賞

HOME > 西田賞 > 木村 勇気(Yuki Kimura)

木村 勇気(Yuki Kimura)

・受賞理由/Commendation

宇宙ダストの核生成過程の実験的研究

Experimental study of nucleation process of cosmic dust

・主要論文

  • S. Ishizuka, Y. Kimura*, I. Sakon, H. Kimura, T. Yamazaki, S. Takeuchi, Y. Inatomi, Sounding-rocket microgravity experiments on alumina dust, Nature Communications, 9 (2018) 3820 (6pp). DOI: 10.1038/s41467-018-06359-y
  • Y. Kimura,* K. K. Tanaka, T. Nozawa, S. Takeuchi, Y. Inatomi, Pure iron grains are rare in the universe, Science Advances, 3 (2017) e1601992. DOI: 10.1126/sciadv.1601992
  • S. Ishizuka, Y. Kimura*, I. Sakon, In- situ infrared measurements of free-flying silicate during condensation in the laboratory, The Astrophysical Journal, 803 (2015) 88 (6pp).
  • Y. Kimura*, T. Sato, N. Nakamura, J. Nozawa, T. Nakamura, K. Tsukamoto, K. Yamamoto, Vortex magnetic structure in framboidal magnetite reveals existence of water droplets in an ancient asteroid, Nature Communications, 4 (2013) 2649. doi: 10.1038/ncomms3649.
  • Y. Kimura, J. A. Nuth III, S. Chakraborty, M. H. Thiemens, Non-Mass-Dependent Oxygen Isotopic Fractionation in Smokes Produced in an Electrical Discharge, Meteoritics & Planetary Science, 42 (2007) 1429-1439.”

・主な業績

木村勇気氏は、立命館大学で故墻内千尋氏の指導のもとナノ粒子の合成と高分解能透過型電子顕微鏡等を用いた物性測定を行い、超微粒子の核形成・成長・変成・結晶化メカニズムの理解に貢献した。この間に身に着けた高度な実験技術と専門分野にとらわれない自由で独創的な発想のもと、それまで殆ど行われていなかった宇宙空間での超微粒子の生成プロセスの再現実験に取り組み、天文観測結果の解釈に大きな制約を与えつつある。その中で多くのユニークな解析・実験手法を組み合わせて、質量に依存しない酸素同位体分別を示すナノ粒子の合成、理論と観察の大きな乖離を解決した核生成過程のその場観察、観測ロケットを用いた微小重力実験による宇宙での金属鉄微粒子欠乏の成因などは、木村氏によるナノ領域科学と結晶成長学を結び付けた新しいディシプリン「アストロナノミネラロジー」による結晶化初期過程の統一的な理解の成果であり、国内外で高い評価を得ている。

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