このウェブサイトではJavaScriptおよびスタイルシートを使用しております。正常に表示させるためにはJavaScriptを有効にしてください。ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した過去のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。

ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した2021年9月22日時点のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。収集時のURLは http(s)://www.jpgu.org/miyakeprize/akira-kouchi ですが、このURLは既に存在しない場合や異なるサイトになっている場合があります。

(注記)このページの著作権について

ヘルプ


保存日:

ヘルプ


保存日:

ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した2021年9月22日時点のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。収集時のURLは http(s)://www.jpgu.org/miyakeprize/akira-kouchi ですが、このURLは既に存在しない場合や異なるサイトになっている場合があります。

(注記)このページの著作権について

Japan Geoscience Union

三宅賞

HOME > 三宅賞 > 香内 晃 (Akira Kouchi)

香内 晃 (Akira Kouchi)

・受賞理由/Commendation

星間分子雲から原始惑星系における物質進化に関する実験的研究

Experimental studies on the evolution of materials from interstellar molecular clouds to proto-planetary disks

・業績内容

香内博士の主な研究業績は、1)星間分子雲における分子生成機構の解明、2)宇宙における氷の生成機構の解明、の2点にまとめられる。1)では、星間分子雲では、極低温(10K)のため、通常の化学反応は起こらないと考えられるにもかかわらず、多種多様な分子が観測される。香内博士は超高真空極低温表面原子反応実験装置を開発し、水、二酸化炭素、ホルムアルデヒド、 メタノール等が、水素原子の関与する量子トンネル反応によって塵表面で効率的に生成されることを世界に先駆けて明らかにした。この分野では、世界のトップを独走しており他の追随を許していない。2)では、星間分子雲や原始惑星系円盤で、どのような条件で氷結晶または準安定相の非晶質氷が生成されるかを理論的・実験的に明らかにした。さらに、氷結晶に紫外線を照射すると非晶質氷に転移することを発見した。これらの結果は、宇宙における氷の結晶性を議論する際の規範となっている。近年は、天文観測による水分子のオルソ/パラ比が彗星形成時の温度指標にならないことを共鳴多光子イオン化分析により示した。これらの一連の研究は、宇宙化学の分野において革新的な特筆すべき優れた研究である。

・推薦者

橘 省吾

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /