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Japan Geoscience Union

JpGUフェロー

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赤荻 正樹 (Masaki Akaogi) 先生

・受賞理由/Commendation

高精度微少熱量測定と高温高圧実験による信頼性の高い高温高圧相平衡関係の解明とそれに基づく地球内部構造解明への顕著な貢献により。

For outstanding contributions to understanding of the structure of the Earth’s mantle by means of a combination
of high-precision micro-calorimetry and high-pressure-temperature experiment

・経歴

1978年4月 日本学術振興会奨励研究員
1979年10月 金沢大学理学部地学科助手
1981年7月-1982年12月 アリゾナ州立大学化学科博士研究員
1985年7月-9月 アリゾナ州立大学化学科博士研究員
1987年7月-9月 プリンストン大学地質地球物理学科客員研究員
1988年3月 金沢大学理学部地学科助教授
1990年4月-現在 学習院大学理学部化学科教授
2015年4月-現在 学習院大学大学院自然科学研究科 基礎物性研究センター所長

・主要論文

1. Akaogi, M. and S. Akimoto, Pyroxene garnet solid solution equilibria in the systems Mg 4Si4O12-Mg3Al2Si3O12 and Fe4Si4O12-Fe3Al2Si3O12 at high pressures and temperatures. Phys. Earth Planet. Interiors, 15, 90 106, 1977.

2. Akaogi, M., E. Ito, and A. Navrotsky, Olivine modified spinel spinel transitions in the system Mg2SiO4-Fe2SiO4: calorimetric measurements, thermochemical calculation, and geophysical application. J. Geophys. Res., 94, 15671 15685, 1989.

3. Akaogi, M., H. Yusa, K. Shiraishi, and T. Suzuki, Thermodynamic properties of α-quartz, coesite, and stishovite and equilibrium phase relations at high pressures and high temperatures. J. Geophys. Res., 100, 22337-22347, 1995.

4. Akaogi, M., A. Tanaka, and E. Ito, Garnet-ilmenite-perovskite transitions in the system Mg4Si4O12-Mg3Al2Si3O12 at high pressures and high temperatures: phase equilibria, calorimetry and implications for mantle structure. Phys. Earth Planet. Interiors, 132, 303-324, 2002.

5. Ishii, T., H. Kojitani, and M. Akaogi, Post-spinel transitions in pyrolite and Mg2SiO4 and akimotoite-perovskite transition in MgSiO3: Precise comparison by high-pressure high-temperature experiments with multi-sample cell technique. Earth Planet. Sci. Lett., 309, 185-197, 2011.

・主な業績

被推薦者は、高精度微少熱量測定とマルチアンビル高温高圧実験の両方を装備した世界的にユニークな地球内部物質の研究室を創設し、この二つの技術を駆使して、カンラン石系、輝石―ザクロ石系、及び石英系の高圧相転移というマントルで最重要の相平衡関係を高い信頼性を持って決定した。また、CaSiO3ペロフスカイト相・ホランダイト相の安定性、地球内部構成物とそのアナログ物質のCF相・NAL相・CAS相・ポストペロブスカイト相の安定関係を決定した。被推薦者が決定した相平衡図は、高圧相鉱物の熱量測定に基づく熱力学的解析を組み合わせた精度的に極めて優れた相平衡図ばかりである。このようにして得られた高精度の相平衡関係をもとに、地球内部構造とダイナミックスに関する重要な知見を与えた。

・推薦者

桂 智男

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