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Japan Geoscience Union

日本地球惑星科学連合の概要

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日本地球惑星科学連合の概要

公益社団法人日本地球惑星科学連合(Japan Geoscience Union; 以下JpGU)は,地球惑星科学を構成するすべての分野及び関連分野をカバーする研究者・技術者・教育関係者・科学コミュニケータ,学生や当該分野に関心を持つ一般市民の方々からなる個人会員,地球惑星科学関連学協会を団体会員,事業を援助してくださる賛助会員から構成される学術団体です.(個人会員10,000名以上,団体会員51学協会 2020年11月末現在)

地球惑星科学は,「宇宙惑星科学」「大気水圏科学」「地球人間圏科学」「固体地球科学」「地球生命科学」および関連の学際分野から構成されています.広範囲の学問分野をカバーするため,わが国における地球惑星科学に関する関連学協会は50以上も存在しています.地球は複雑で,そこで生起する現象は多様です.従って,多面的な研究が必要とされます.しかしながら,地球の現在の姿を理解し,過去の歴史を解明し,未来の変動を予測するためには,専門分野で展開している研究を結びつけ,より高い次元の理解へと発展させることが要請されます.

JpGUは,2005年秋の日本学術会議の改革に対応して,細分化・分散化している地球惑星科学関連学協会を束ねる窓口組織として発足しました.2008年12月1日には一般社団法人となり,2011年12月1日にはさらに発展し,公益社団法人日本地球惑星科学連合として新たなスタートを切りました.

学術活動の主体となるのは,地球惑星科学全体をサイエンスの視点で大まかに区分した「宇宙惑星科学」「大気水圏科学」「地球人間圏科学」「固体地球科学」及び「地球生命科学」の5つのサイエンスセクションです.そして,毎年春に千葉県千葉市幕張メッセ等での学術大会(日本地球惑星科学連合大会)の開催,学術雑誌「Progress in Earth and Planetary Science」の出版,季刊のニュースレター誌の発行,さまざまな関連学術活動や広報普及活動を行ってきました.

このようにJpGUは,日本の地球惑星科学コミュニティを代表し,国際連携,社会への情報発信,関連分野の研究活動と情報交換の促進等を通じて,地球惑星科学全体の振興と普及に寄与することを目的として活動を行ってきています.JpGUは,世界の地球惑星科学のコミュニティにも貢献すべく,最先端の科学知見を議論する場を提供するとともに,国際協力を積極的におし進めてきています.さらに,地球惑星科学分野の発展を通じて地球的規模での社会の未来にも尽力していきたいと考えております.

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