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他大学院の修士課程を修了後、総研大の遺伝学専攻博士後期課程に入学し、木村研究室で学んだ林華子(はやしはなこ)さん。修士課程までの研究テーマとは、手法も内容もまったく異なる研究をおこなっている木村研究室への進学を選択した彼女は、0からのスタートにも関わらず、3年間でスムーズに学位を取得し、2011年に卒業した。そんな彼女が卒業後に選択したキャリアは研究職。理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)で研究を続ける彼女に、遺伝研に入学した理由、遺伝研の魅力、研究職を選択した理由についてインタビューした。
聞き手には、研究室間の垣根のほとんどないという遺伝研の特性と、林さんが心がけているという「発言の真意を知るために、先入観を持たず人の話をよく聞く」という姿勢が共振しているように見えた。林さんが楽しみながら研究を続けられる秘訣(ひけつ)は、気負わず自然体で、論文発表、海外研究者との交流、就職などに取り組んできた結果なのだろう。軽やかな足取りで研究者としてのキャリアを踏み出した林さんが、夢をかなえる日を楽しみに待ちたい。